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体質改善アドバイス

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体質改善アドバイス

2014.4.7

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JINEKO事務局さん(14歳)

アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。

【まめさん(39歳)】
気になる症状から体質改善のアドバイスをお願いします。

気になる主な症状
・高温期は37 度以上の日が多い
・周期が短い
・月経血の量が少なく期間が短い
・月経前はイライラしやすく、怒りっぽい。落ち込みやすい。
・のぼせたり、ほてりやすい
・赤黒い色で粘りがある
・のどが渇きやすい


お話を伺った先生のご紹介

マルワ薬局担当 先生 (マルワ薬局)


草津駅東口から徒歩2分。
とにかく便利な所にある「マルワ薬局」

「不妊症」「アトピー性皮膚炎」を中心に、その他の症状も含め、じっくりとお話をお伺いした上で、皆様に適したご提案をさせていただきます。
一人で悩まずに、改善への道へ一歩踏み出してみましょう。



≫ マルワ薬局

基礎体温が高く、のどの渇き、のぼせ、ほてりがあるのは、中医学的には陰虚タイプと考えられます。
陰虚とは体内に必要な潤いが不足していくことで、内熱が生じ、手足のほてり、口やのどの乾燥、怒りっぽいなどの症状が現れます。
また、月経期間が短くなるのも陰虚タイプの特徴のひとつです。
漢方薬としては、補腎陰(腎臓だけでなく生殖機能の働きを改善)となる、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)や杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、生脈散(しょうみゃくさん)、健康食品の二至丹(にしたん)などで、ホルモンのバランスを整えるのがおすすめです。

月経前に感じている症状についてですが、これはすべて「月経前症候群(PMS)」ですね。
月経前症候群の原因は解明されていませんが、ホルモンが関係しているとされ、下腹部痛やむくみ、肌荒れなどの身体的症状やイライラする、疲れやすい、気力がなくなるなどの精神
的症状など、さまざまな変化が月経1~2週間前に始まり、月経開始とともに消失します。
PMSは中医学的には「瘀血」が原因とされています。子宮下腹部の症状が悪くなって瘀血が現れ、瘀血によって子宮の中の血液の流れが悪くなり、経血の排泄が悪くなる兆候があるとされています。瘀血が生じると正常な血液の潤養作用を失うだけでなく、体の隅々まで循環する血液の運行に影響し、月経血が減少するなどの状態となっていきます。また、月経色が赤黒く粘りがあるのも瘀血の症状のひとつです。
症状全般からみて、瘀血の改善を優先的に行うといいのではないでしょうか。全身の血液の循環を良くする、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、血府逐瘀丸(けっぷちくおがん)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)などの活血剤を全周期に服用することで不安定な症状が改善されます。

不妊治療は精神的にもつらいかと思います。適度な運動、旬の食材を取り入れた食生活、規則正しい生活リズム(夜は遅くとも11時頃には布団に入ってください)を保ちながら、多少のことは気にせず気分転換をしながら、楽しく日々を暮らしてくださいね。
当店のお客様のほとんどが、病院と漢方治療をバランス良く併用なさってます。
不妊カウンセラーがいる漢方薬局もありますので、気軽にご利用ください。

薬剤師 成田香津子


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