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体質改善アドバイス

専門医Q&A 漢方・鍼灸

体質改善アドバイス

2014.5.14

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JINEKO事務局さん(14歳)

アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。

【まひくるさん(39歳)】
気になる症状から体質改善のアドバイスをお願いします。

気になる主な症状
・高温期に体温が低くなる日が多く不安定
・高温期の途中で陥落が見られる、高温期が短い(10日未満)
・卵や子宮内膜の条件が良くても着床しにくい
・体温が上下に変動が激しい
・いつ排卵したかわかりにくい
・足腰のだるさや冷えを感じる
・着床してもすぐに流れてしまう


お話を伺った先生のご紹介

岩崎千晶 先生 (太極堂はり灸院)


長年の治療経験から培った確実な知識から、東洋医学的に考えられる不妊の原因を究明し、 鍛練を重ねた技術を駆使することで、一人でも多くの患者様に笑顔をお届けしたいと思っております。 また現在の不妊治療において高度生殖医療などの西洋医学の知識は欠かせません。 日進月歩の生殖医療医学を学ぶことを怠らないとともに、不妊治療、周産期医療と多くの経験を積まれた産婦人科医師の力も借りて、西洋医学との融合を図っています。

また、3時間待ちで3分治療の病院で、聞きそびれたこと、聞き忘れたことなど、不妊治療に関するご質問にもお答えすることができます。 私の知識で及ばないご質問の場合は、医師からフイ-ドバックの後、お答え致します。


院長 岩崎千晶

鍼灸師(国家資格)
日本生殖医療心理カウンセリング学会会員
NPO法人日本健康太極拳協会 健康太極拳指導士
楊名時太極拳 師範



≫ 太極堂はり灸院

基礎体温は舌下で計るうえ、睡眠時間や外気温に左右されやすいので、正確な排卵状況を把握することが難しいのではないかと考えています。
そこで基礎体温の不安定な状態が続く方には、月経3日目に婦人科を受診し、FSH( 卵巣刺激ホルモン)、LH( 黄体形成ホルモン)、E2( エストラジオール)、P4( 黄体ホルモン) などのホルモン値を測定し、毎周期きちんと排卵しているかどうかを調べることをおすすめしています。

スムーズな排卵があるにもかかわらず妊娠に結びつかない方と、排卵が不安定な方では部分的な治療方法は違いますが、初めはどちらの場合も体全体を整える治療を行います。
自然現象や人的なストレス、そして赤ちゃんが授かりにくいという不安は大変なもの。
これらによって乱れた自律神経のバランスを整え、本来働くべき体の機能が正しく働くよう丈夫な体作りを目指します。
その後、それぞれの体質や、現在の状態( 証) に合わせた部分的な治療を行います。多くの方が腎虚と肝虚の状態あるので、それらの経絡の不調と気血水のめぐりを整えていく治療となります。
弊院の治療に加え、治療の効果を継続させるために、腰背部に鍼を貼って帰っていただいたり( 置き鍼)、自宅でのお灸もお願いしています。

また、ご自身の生活の見直しもお願いしています。
食事のバランスは整っているか、運動、散歩などを積極的に取り込んでいるか、お風呂にはゆっくりつかっているか、冷えを誘発するような癖はないかなど、お話しをうかがいながら妊娠に適したしっかりとした体を作るためにアドバイスをしています。
周期的には、排卵前は卵巣の血流を高めて良い卵を作るため、排卵期は着床をうながすフカフカの内膜を作るため、排卵後は妊娠へ導くためなど、それぞれの時期に合わせた部分鍼灸を行います。
残念ながら鍼による効果のエビデンスは、体外受精の際の着床率が高まるという件のみしかありませんが、経験から良い卵を作る効果もあると実感しています。


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