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治療の不安や悩みに寄り添い不妊治療から出産までサポート

コラム 不妊治療

治療の不安や悩みに寄り添い不妊治療から出産までサポート

不妊治療では治療の選択やスケジュールの調整をはじめ、治療にまつわる不安や悩みは尽きないもの。患者さんの不安や悩みに寄り添い、不妊治療から出産までサポートしている、久保みずきレディースクリニックのケースをご紹介します。

2018.12.23

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※2018年11月22日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter」の記事です。


お話を伺った先生のご紹介

石原 尚徳 先生(久保みずきレディースクリニック)


高知大学医学部卒業後、神戸大学医学部大学院修了。医学博士。兵庫県立成人病センター、兵庫県立こども病院の勤務を経て、2008年より久保みずきレディースクリニック菅原記念診療所勤務。不妊治療から周産期・小児医療まで、地域に根ざした総合的なサポート体制が整う同クリニックで、不妊治療/婦人科、産科の外来を担当する。

≫ 久保みずきレディースクリニック

生殖医療相談士が検査の流れや具体的な治療の説明などを行います


当院では妊娠・出産・子育てまでトータルなサポートを行っています。婦人科外来と産科外来を一つのグループとして、婦人科と産科双方の知識とスキルをもつスタッフが、不妊治療で妊娠された患者さんを出産まで見届けることもあります。
婦人科外来では、生殖医療相談士として幅広い知識をもったスタッフが問診をはじめ、検査の流れや具体的な治療の説明などを行います。とくに初診の患者さんは、ある程度の知識をもって診察にのぞむことができて安心ですし、医師と患者さんのコミュニケーションもスムーズになります。
たとえば、産科での緊急時はお母さんと赤ちゃんの命を守るために、各自がスキルと責任をもって一人の患者さんに対して全力を尽くします。同じように不妊治療での役割においても、医師と看護師という立場に関係なく全員がプロとして協力しながら責任を果たしています。
患者さんにとっては医師よりも看護師のほうが相談しやすく、お答えできる情報量も多いかもしれません。わからないことは遠慮なくスタッフに聞いてくださいね。


Q1:どのようなきっかけで看護師になったのですか?


高校の時に産婦人科の医師が書かれた本を読んだことがきっかけで、赤ちゃんの誕生に携わる助産師になりたいと思い、看護師の道に進みました。たくさんのお産に立ち会ってきた後、現在は婦人科外来で患者さんと医師の橋渡しをしています。
不妊治療に向き合う患者さんと接するなかで、より患者さんへの理解を深めたいと、6年前に生殖医療相談士の資格を取得しました。心のケアをはじめ、治療の選択や体外受精の説明など、あらゆるご相談に応じています。ご希望により1時間の相談時間を設けることもありますが、注射の時や検査・スケジュールの説明の時など、日頃から気軽にご相談いただける雰囲気づくりを心がけています。


患者さんと接する時に、大切にされていることはありますか?


婦人科では治療が中心になりますので、「医療」の部分だけを切り取って考えてしまいがちです。それぞれの患者さんの背景にある「生活」を常に考えながら接するようにしています。
患者さんは自宅に帰ると家庭があり、家事があり、仕事をされている方がいて、そのなかで時間とお金、仕事を調整して治療をされています。どんなふうに治療をしていきたいかという思いは人それぞれだと思います。その方の思いや生活に寄り添いながら、治療の選択やスケジュールの立て方など、できるだけご希望に沿ったサポートをしたいと思っています。




ご主人との関係、仕事のシフトなど細かな問診を通じて、
患者さんの生活や希望に沿ったサポートを行っています。


Q3:患者さんに向けてメッセージをお願いします。


患者さんにとって味方のような存在でありたいと思っています。「ちょっと悩んでいる」「なかなか妊娠しなくて、つらい気持ちを聞いてほしい」「体外受精をどうしよう?」など、医師に言いにくいどんなことでも、私たちに気軽に話してほしいですし、何よりも一人で悩まないでほしいですね。
治療を続ける患者さんのなかには、なかなか赤ちゃんができなくて、「しんどいので少し治療を休みたい」と思っている方もいらっしゃいます。そういう時もお話を聞かせてほしいなと思います。本当に話を聞いてほしいのは、ご主人や家族なのかもしれないですが、そのなかの一人に入れてもらえたらうれしいです。




メッセージ
いま治療を検討している方も気軽にお話を聞きに来てください
これから治療をしようかなと迷われている方にとっては、不妊治療の施設はハードルが高く感じられるかもしれません。ですが悩んでいる間に年齢が高くなってしまうこともあります。いつでも相談に応じますので、気軽にお話を聞きに来てくださいね。

出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter
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