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ブライダルチェックは男女とも受けるべき? 保険は適用される?

インタビュー 妊娠・出産

ブライダルチェックは男女とも受けるべき? 保険は適用される?

ブライダルチェックの検査内容や費用、男性も受けるべきかについて、たてレディスクリニックの楯信太郎院長に伺いました。

2018.12.8

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妊娠や出産に影響を与える疾患がないかどうか、結婚前に検査を行うブライダルチェック。いったいどんな検査内容なのか、費用はどれくらいかかるのか、また女性だけでなく男性も受けたほうが良いのか、たてレディスクリニックの楯信太郎院長にお話を伺いました。


実際に検査を受ける前に、まずはセルフチェックを




ブライダルチェックというのは、結婚生活をスタートするにあたってお互いの健康状態を知り、妊娠・出産に支障となる疾患がないかどうかを、結婚前にチェックすることを目的として行われている検査のことです。一般的には婦人科的な検査項目をある程度セットにして行っていますが、明確なきまりはありません。私が提案したいのは、実際に病院で検査する前に自己チェックをしてみましょう、ということです。


まずは基本的な健康状態からです。疲れやすいとか、動悸がするとか、頭痛、それからメンタル的に不安や憂鬱などがないか。乳房をはじめ、体のどこかにしこりがないかどうかも確かめて、もし該当するようなら内科もしくは婦人科で相談できます。


 


次に、婦人科的なものとして、月経周期はほぼ順調かどうか。私の見解としては、多少ズレることはあるので28日周期ぴったりではなくても、25日〜40日ぐらいの周期で来ていれば排卵はあると思います。加えて、月経時の出血量や痛み、月経前後の気分など。それからおりものが多くないか、色が気にならないかということですね。


 


また、過去にあまり知られたくないプライベートがあったり、以前のパートナーが少し怪しい人だったとか、現在のパートナーに少し不安がある、という場合にも検査を受けた方が良いかもしれません。何か異常や気になることが具体的にあって医療機関へ行くと保険で受診できることもあるので、まずは自分で健康状態をチェックしてみるといいと思いますよ。


 


ブライダルチェックで行われる、具体的な検査内容とは


婦人科的な検査としては、エコーでの子宮や卵巣の大きさなどのチェックを行います。具体的には子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍や子宮がんの検診ですね。あと、クラミジアや淋病、トリコモナス、梅毒、HIVといった性器感染症の有無を確認します。


それから、妊娠して胎児に影響を及ぼす可能性があるウィルスの免疫があるかどうかを調べます。たとえば風しんや、最近また流行っている麻しん(はしか)の抗体の有無、猫などのペットを飼っている人はトキソプラズマの検査(血液検査)ですね。高年齢(40歳近い)の人は、卵巣予備能の指標となるAMH(抗ミュラー管ホルモン)も調べておいたほうが良いでしょうね。


あと、広義のブライダルチェックとして、内科的にも健康状態をチェックしておくといいですね。たとえば疲れやすい人の場合、肝臓や腎臓、甲状腺、貧血などに原因があるかもしれません。体重についても肥満だけでなく、極度の痩せもあまり良くありません。一般的な健康診断を受けていれば大丈夫だと思いますが、何か症状があれば検査をしたり、常に健康を気遣っておくことはとても大切です。


 


受診のタイミングについては、一概にいつが良いとは言えませんが、「近い将来に子どもを授かりたい」と考えているのであれば、結婚が決まったらできるだけ早く検査しておくと安心です。あるいは、まだ結婚が決まっていなくても、なんとなく不安があったり、自分のことを知っておきたいと思ったら受けるべきかと思います。


 


気になる費用はどれくらい? 男性も受けるべき?


費用は検査内容によって変わってきますが、感染症をターゲットにした検査であれば、だいたい1〜2万円くらいです。ただ、検査は言い出せばキリがないほど多くの項目がありますし、AMHなどの特殊検査を希望するとさらに追加が必要なので、あれもこれもというと高額になることがありますので注意してください。受診前に自分がどこまでの検査を希望するのか、優先順位を決めておくと良いでしょう。わからない時は医師に相談すれば、あなたにあった検査を勧めてくれるはずです。


 


ブライダルチェックというと女性だけが対象だと思われがちですが、実は男性にとっても大切な検査です。将来子どもがほしいと考えているカップルであれば、ふたりで受診することでも絆がより深まるかもしれません。男性のブライダルチェックは、一部は婦人科で受けることもできますが、主には泌尿器科で行います。検査内容としては、血液検査と尿検査、レントゲン検査のほかに精液検査など男性特有の検査項目もあります。不妊の原因は女性だけではないことを考えると、男性もブライダルチェックを受けるのはマナーになりつつあるかもしれませんね。


常日頃からお互いに、健康や衛生状態に気をつけておくことは大切です。フィジカルに不調があればメンタルにも響きますから、食事や睡眠に気をつけたり、運動をしたり、何か夢中になれる趣味を持つなど健康的な生活習慣を心がけましょう。


 





楯 先生より まとめ



ブライダルチェックとは、結婚前にお互いの健康状態を知り、妊娠や出産を妨げる婦人科的な問題の有無をあらかじめチェックすることを目的としています。検査項目や費用に決まりはないので、自分なりに優先順位を決めて受診すると良いでしょう。健康な体があっての結婚生活ですから、結婚というタイミングを機にブライダルチェックを受けてみるのもいいかもしれません。



お話を伺った先生のご紹介

楯 信太郎 先生(たてレディスクリニック・医療法人聖信会 理事長)


昭和大学医学部卒業後、刈谷総合病院、名城病院、名古屋大学従属病院助手、守山市民病院産婦人科副部長を経て、1999年に開業。女性特有の月経の悩みに特化した治療をはじめ、更年期前後の治療やメディカルエステなど、女性が内からも外からも元気になる医療を提供する。

≫たてレディスクリニック

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