HOME > 不妊治療 > その他 > 鍼灸や漢方薬で妊娠しやすい体質に改善することができるのでしょうか?
HOME > 不妊治療 > その他 > 鍼灸や漢方薬で妊娠しやすい体質に改善することができるのでしょうか?

鍼灸や漢方薬で妊娠しやすい体質に改善することができるのでしょうか?

鍼灸や漢方薬で妊娠しやすい体質に改善することができるのでしょうか?

鍼灸や漢方薬で妊娠しやすい体質に改善することができるのでしょうか?

2013.6.26

あとで読む




相談者
ばにらさん(45歳)
■ 鍼灸をはじめて半年になります。前回と今回は排卵チェックを予定日の1、2日前から数日しても陽性になりませんでした。しかし、予定日あたりから胸の張りははっきりとありました。以前の排卵チェックでは、月経の14日前にはっきり陽性になっていました。老化が原因だと思いますが、ほかに原因はありますか?鍼灸から漢方薬に切り替えたほうがいいのでしょうか?



病院の血液検査とエコーで卵胞の状態を確認し、週に1回の鍼灸治療で体質改善を


排卵検査薬は尿に排出されるLHを測定し、一定量測定できたら陽性となります。陽性ではないのは、LHサージが予定より早く終わってしまったか、LHサージがおこっていないかのどちらかです。


40歳を超えると、前の周期の卵胞が排卵されず、残像卵胞となる可能性がある


まず、検査日を今より2、3日早めて検査してみましょう。もしかすると月経から8~10目ぐらいで、LHがすでに上昇しているかもしれません。ただし、この時期で陽性反応がでても、未熟卵のまま排卵している可能性があるので、妊娠は期待できないかもしれません。年齢が40歳を超えると、前の周期の卵胞がきちんと排卵されずに残像卵胞として残っている可能性があるため、クリニックで血液検査とエコーで卵胞の状態を確認することをおすすめします。また、気になる症状として経血量の減少や日数短縮をあげてますが、FSHおよびAMHの数値をみれば、卵巣年齢がどれぐらいなのか目安になります。鍼灸治療を続けるかお悩みのようですが、通院頻度と治療回数は、不妊治療の目的によって変わります。体外受精・人工授精の代替補完治療の場合は、前後に通院して治療を受けるのがおすすめです。


結果を残すためには、体のメンテナンスをかねて、週1回の鍼灸の継続を


自然妊娠や体外受精の準備のために、体質改善や妊娠しやすい体づくりを希望する場合は2~3か月前から治療を受けるといいでしょう。週に1回のペースでコンスタントに通院したほうが、スポット的に治療を受けるより妊娠率が高くなります。40歳を過ぎると時間的なあせりから、治療を早く展開していきたいと考える方がほとんどですが、残念ながら妊娠にいたるまでの治療期間、治療回数は35歳を境に増えることが当院の不妊治療分析データから分かってます。結果を残すためには、排卵前、排卵以降と分けるのではなく、週に1回、体のメンテナンスをかねて、一定期間治療を継続することが必要です。治療に併せて、食事、生活習慣の改善することで、シナジー効果が発揮され、より妊娠力が高まります。



徐 大兼 先生
アキュラ鍼灸院院長。日本不妊カウンセリング学会評議員。日本受精着床学会会員。日本生殖医療学会会員。1967年、代々鍼灸を営む家系の4代目として生まれる。2002年、渋谷・表参道にてアキュラ鍼灸院開業。2004年、妊娠前後に特化したサプリメントの販売を開始。2011年『カラダを温めれば不妊は治る!』(インデックス・コミュニケーションズ)第3刷発行




あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top