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仕事が忙しすぎて胚移植を見送ることも。休職するならどれくらいの期間がいい?

コラム 不妊治療

仕事が忙しすぎて胚移植を見送ることも。休職するならどれくらいの期間がいい?

「初回はうまくいかないと覚悟しつつ、4回くらいまでは挑戦したいです。休職するなら期間はどれくらいがいいか、会社にも交渉したいので、胚移植の平均的な流れを教えてください。」

2013.6.26

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相談者
makiko0213haさん(32歳)
■ 現在、受精卵を凍結していますが、順調に成育した受精卵は17個。採卵後、OHSSで1週間入院したため、すぐに戻さず凍結しました。質問は、今回の胚移植がもし失敗したら、次に移植できるまでの期間はどのくらいかということです。総合職で仕事をしており、忙しくてずっと胚移植を見送ってきました。家族や会社からは「本気で治療するなら休職しては」とすすめられます。初回はうまくいかないと覚悟しつつ、4回くらいまでは挑戦したいです。休職するなら期間はどれくらいがいいか、会社にも交渉したいので、胚移植の平均的な流れを教えてください。



ジネコ:体外受精に踏み切ったものの、仕事と治療の両立が難しく、胚移植をキャンセル。休職を考えているというご相談です。


石原先生:実は、当院では休職して不妊治療をされる方は、ほとんどいらっしゃらないんですよ。クリニックの外来時間や方針にもよると思いますが、診療が17時で終了だとやはり厳しいですが、夜の診療があれば働いている方にも対応可能でしょう。また、自然周期での移植は排卵日を特定するために通院日が増えますが、ホルモン補充周期なら、時間や日程である程度の融通が利きます。


ジネコ:ホルモン補充周期での治療はどのようになりますか?


石原先生:まず、前周期にホルモン剤をお渡ししておいて、月経が始まってから貼付剤を使い始めます。その後、だいたい10~14日後に内膜の状態やホルモンレベルをチェックし、内膜の状態がOKであれば、そこから黄体ホルモンを使って仮想の排卵日を決めます。その際、移植日は患者さんのスケジュールに合わせて調整可能です。移植後もホルモンレベルを測りながら、妊娠判定日を待つわけですが、その間に、黄体ホルモンのレベルによっては黄体ホルモン補充の追加の必要があり、来院していただくこともあります。黄体ホルモン剤は内服剤、腟剤、注射があります。ホルモン補充療法、黄体管理は病院によってすごく違います。内服剤だけで、あとは何もしないという施設もあれば、最初から注射という施設もあり、患者さんの状態によってもさまざまです。この方はピルを服用しないと月経が来ないということですし、ホルモン補充周期での胚移植がいいのではないでしょうか。


ジネコ:先生は、やはり休職はしないほうがよいとお考えですか?


石原先生:働きながら連続して移植している方は結構多いと思いますよ。わざわざ休職した場合、非常にマイナスなお話で申し訳ないのですが、もし妊娠できなかったら、休職明けがまたつらいかもしれません。チャレンジしてダメで、また休職して……となると、家庭でも会社でも苦しくなってしまうのではないでしょうか。また、妊娠中や出産後も、いろいろなことが起き、会社を休まないといけない時があります。切迫早産で安静が必要な場合もありますし、子どもが病気になることもあります。企業にとっても女性は労働力として大切な存在のはずです。長い目で見たら、仕事は少しでも長く続ける努力をされてはいかがでしょうか。



石原 尚徳 先生
高知医科大学卒業。神戸大学医学部大学院修了。兵庫県立成人病センター、兵庫県立こども病院の勤務を経て、2012年より久保みずきレディースクリニック菅原記念診療所院長。不妊治療から周産期・小児医療まで、地域に根ざした総合的なサポート態勢が整う同クリニックで、精力的に活動する。昨年11月に院長に就任し、ますます多忙な日々を送る。2男2女、4人の子どもたちのよきパパとしても忙しい先生ですが、最近、「先生にあやかりたいです!」と患者さんから握手を求められることが増えたそう。





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