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【Q&A】妊娠しにくくなるのでしょうか-浅田先生

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【Q&A】妊娠しにくくなるのでしょうか-浅田先生

尖圭コンジローマにかかったことが不妊の原因になるのでしょうか? 浅田レディースクリニックの浅田義正先生にお答えいただきました。

2019.12.1

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相談者:ぶぅさん(30歳)



妊娠しにくくなるのでしょうか?
2年間タイミングでの妊活をしておりますが、なかなか子供が授かりません。5年ほど前に尖圭コンジローマにかかった事があります。その後症状はなく、生理もきちんときています。
コンジローマにかかった事があるため、そのせいで妊娠しにくくなっているのか不安です。
子宮頚がんの検査も5年の間に何回か受けていますが、問題ありませんでした。結婚して引っ越してから子宮頚がんの検査もしましたが、尖圭コンジローマにかかったことがあることは怖くて伝えておりません。そのせいで見逃して妊娠しにくくなっているのでは?と、不安です。 2年間タイミングで授からないので、通院も検討しております。通院する際は担当の先生に伝えるべきなのでしょうか?
また、完治していても、コンジローマにかかったことがあると妊娠しにくくなるのでしょうか?



尖圭コンジローマは不妊の原因になりますか?




尖圭コンジローマをたいへん気にされ、不妊の原因と関連付けておられるようですが、尖圭コンジローマは基本的に不妊の原因とはなりません。
ぶぅさんがなかなか妊娠しないことは、過去に経験した尖圭コンジローマで説明できるものではなく、不妊には別の深い原因があると考えていただきたいと思います。

全く病気の経験が無くても、女性の年齢、つまり卵子の老化が原因となり、一定の割合で不妊症の人はでてきます。例えば40歳以上で結婚した場合、何も治療をしなければ6割以上のカップルは子供を持てなくて当たり前です。

結婚して2年間タイミング法をされてきたとのことですが、現在では1年間様子を見て結果が出なければ不妊症であると定義されています。その背景として、不妊症ではない場合、妊娠を希望して通常の夫婦生活を営めば、半年で6~7割、1年で8割、2年で9割の女性が妊娠するというデータがあります。

ぶぅさんが妊娠しないことについては様々な原因が考えられますが、結果として妊娠していないのであれば、すでに不妊症だと言えるでしょう。
色々と考えるよりも、まっとうな不妊治療を受けることのできる施設、きちんとステップアップして治療を受けることのできる施設に通い、早く妊娠という結果を出して子育てに進んでいただきたいと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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