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7cmの漿膜下筋腫があり手術をしたほうがいいのか迷っています

コラム 不妊治療

7cmの漿膜下筋腫があり手術をしたほうがいいのか迷っています

「手術を待つ間に万が一に備えて採卵したほうがいいとも聞いたのですが、痛みへの不安と金銭面で二の足を踏んでいます。」

2013.7.4

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相談者
ゆっこさん(32歳)
■ 治療歴2年。漿膜下筋腫が最大7cmのものと小さいものがいくつかあるようです。先日、初めての人工授精をしましたが妊娠せず。わかっているのは、ヒューナーテストの結果が悪いらしいこと、もしかしたら筋腫が卵管を圧迫しているかもしれないことです。筋腫の症状かわかりませんが、便秘、胃もたれ、吐き気もあります。大きな筋腫を抱えたままの妊娠はリスクがあると聞きますが、逆に筋腫を切除することで子宮に傷が付くなど不妊になることはありますか?手術をするとしたら、手術を待つ間に万が一に備えて採卵したほうがいいとも聞いたのですが、痛みへの不安と金銭面で二の足を踏んでいます。



ジネコ:漿膜下筋腫があるとのことですが、不妊と関係することはありますか?他の症状も考えて、手術はしたほうがいいのでしょうか?


波多野先生:漿膜下筋腫は子宮の一番外側の筋腫で、基本的にはあまり不妊には関係ないといわれてはいます。ただし、妊娠した後に流産や切迫早産になりやすいというリスクは増える可能性があります。便秘、胃もたれなどの症状があるとのことですが、これは筋腫のせいではないと思います。大きい筋腫ですと胃が圧迫されて食べられないこともありますが、7cmくらいであればその可能性も少ないです。
何cm以上なら手術、という基準はないのですが、7cmは今すぐに切除手術をしたほうがいいという大きさではありません。ただし、今後大きくなったり増えたりすることもあり、将来的には妊娠・出産に関係なく手術になる可能性もありますので、筋腫の数や大きさ、位置をMRIで確認しておくのがいいと思います。あまり妊娠には関係ない場所の筋腫だとわかれば安心できると思いますし、手術する時に画像診断があれば参考になります。


ジネコ:今後どのように治療を進めていけばいいでしょうか?


波多野先生:ヒューナーテストの結果が悪いらしいということですが、これは子宮の入り口の頸管粘液の中の精子の様子を見るものなので、人工授精では関係なくなります。ゆっこさんはまだ1回しか人工授精されていないようなので、あと3~4回は試してみてもいいと思います。筋腫は漿膜下なので、手術はあまりおすすめはしませんが、もしかしたら筋腫を抱えていることが不安で仕方ないのかもしれないですね。手術をしてきれいになったという安心感があれば、また治療への気持ちも違うのかもしれません。まだお若いので、先に手術をして、そのあとまたタイミングから治療を始めるという方法もあると思います。
漿膜下筋腫なら腹腔鏡で手術ができますので、子宮筋層に傷がつかなければ回復を待つために不妊治療をお休みをすることなく、すぐ妊娠のゴーサインが出るかもしれません。切除手術をすることで妊娠に影響が出ないか不安をお持ちのようですが、基本的には手術をして不妊になるということはありません。


ジネコ:手術をするなら、その前に凍結受精卵をつくっておくということもお考えのようです。


波多野先生:高齢の方ですと卵子の老化が心配なので、手術前に採卵して受精卵を凍結し、手術後に子宮が回復してから移植をするという方法をとりますが、ゆっこさんはまだ32歳なので、普通だったらそこまでしなくても大丈夫だと思います。もしご心配だったら、一度AMHを測ってみて、もし値が低ければ採卵を早めにすることを考えてもいいかもしれません。



波多野 久昭 先生
日本医科大学卒業。ハンブルク大学産婦人科学教室留学後、日本医科大学付属病院産婦人科学教室講師、飯田市立病院産科科長を経て、2005年ノア・ウィメンズクリニックを開院。A型・やぎ座。犬が大好きな先生のお宅に、最近2匹のチワックスが仲間入り。ふらりと立ち寄ったペットショップで残っていたのをかわいそうに思い、連れて帰ったそう。さらに2週間後お店に入ってきたその子の兄弟も仲間に加え、5匹のワンちゃんに癒されています。




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