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【Q&A】着床しない -浅田先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】着床しない -浅田先生

病院も変え、様々な検査も受けてきたが、全て陰性。迷走しています。。浅田レディースクリニックの浅田義正先生にお答えいただきました。

2020.8.6

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相談者:アイアイさん(35歳)



着床しない
5年前、一度妊娠し子宮外妊娠し右卵管切除しました。
その後専門病院で(全国的に超有名な不妊病院)人工授精7回、体外、顕微受精3回行いましたが陰性で病院を変えました。
病院を変え今回初めて、ホルモン補充にて二段階移植しましたが、陰性でした。今までに造影検査、腹腔鏡、トリオ検査、子宮鏡検査も行いましたが、一度も着床すらしません。
子宮頸、体癌も毎回引っかかりフォロー中です。今回失敗したため不育症の採血し、現在結果待ちです。残り凍結胚が初期胚、胚盤胞1つずつです。
次も、二段階移植するか、それとも胚盤胞のみの移植か、シート法は試したことがないため、おこなってみるか…
年齢も危うくなってきており、焦りもあります。今後どのようにしていけばいいのか迷走しております。



浅田先生からの回答




今までいろいろな治療や検査を受けられ、今回はホルモン補充にて二段階移殖、次回をどうされるか迷われているとのことですが、根本的に対処の仕方が正しいものではないように思われます。

子宮外妊娠を経験されてお分かりのように、着床できるかどうかを決定しているのは子宮内膜ではありません。子宮内膜が無くても、卵管内でも妊娠は成立します。受精卵は勝手に育つという性質を持っているため、子宮内膜の条件を良くするという治療法は、効果が期待できません。二段階移殖もシート法も日本で始まりましたが、その後世界で効果を認める論文は無く、効果を否定する論文のみが続けて発表されていました。

多くの受精卵ができたとしても、正倍数で染色体異常の無いものは非常に少ないということが、現在明らかになってきました。例えば35歳の場合、一人の赤ちゃんが生まれるために、平均15個の卵子が必要です。ですから、より高い確率で妊娠するためには、多くの受精卵の中から、染色体異常の無い受精卵を選別し移植することが重要になります。二段階移植やシート法では、受精卵の内部の遺伝子の発現は変わりません。

・適切な卵巣刺激を行い、なるべく一度で沢山の卵子を得る
・顕微授精等で受精率の高い操作を行い、多くの受精卵を得る。
・着床の条件を良くするために、全胚凍結を行う
・正しいホルモン補充で受精卵と子宮内膜をきちんと同期させて移植する

この4つが、医学的、科学的に証明された、妊娠率を上げる方法です。

アイアイさんは2度クリニックを変えているようですが、クリニックによって卵巣刺激法、受精率、胚凍結の技術、ホルモン補充の方法等は全く異なります。
結果が出なければ、高い技術を持つクリニックへとクリニックをステップアップすることが大切で、これがアイアイさんへのアドバイスです。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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