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不正出血の原因は?この状態でピルを飲んで大丈夫?

コラム 不妊治療

不正出血の原因は?この状態でピルを飲んで大丈夫?

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2020.9.25

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※2020年8月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn」の記事です。


相談者 : ラッシーさん(31歳)
▶︎卵管造影検査で詰まりが発覚。今後の治療は?
現在、人工授精4回目。黄体機能不全で生理がこなくなり、女性ホルモンを月2回注射して定期的に生理を起こしていました。次回の人工授精のために生理がくる注射を打ち、その後10~14日で生理がくるはずでしたが、翌日に出血があり、それがしばらく続きましたが、止まったので生理が終わったかと思ったら、また出血が始まりました。次回の人工授精のためにピルを飲むように処方されていますが、この状態でピルを飲んで大丈夫でしょうか。

お話を伺った先生のご紹介

小林 淳一 先生(神奈川レディースクリニック)


慶應義塾大学医学部卒業。1984年より習慣流産の研究と診療に携わり、1989年より済生会神奈川県病院においてIVFを不妊症・不育症の診療に導入。その後、新横浜母と子の病院の不妊・不育・IVFセンター長に就任。2003年、神奈川レディースクリニックを開院する。患者さまの個々のペースに合わせた無理のない医療を目指す。


≫ 神奈川レディースクリニック

不正出血とはどのような出血のこと?


一般的に不正出血とは、生理的な出血以外のことをいいます。たとえば排卵出血もそうですね。ほかに子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫、子宮体がんなどがあると、生理期間ではないのに出血が続く場合があります。また、排卵障害があると生理が止まりにくく、だらだら長引くことも。
基礎体温や超音波検査のデータがないので確実な診断はできませんが、もしかしたらラッシーさんは生理と排卵出血が一緒になってしまっている状態なのかもしれませんね。無排卵生理、もしくは生理と思っていた出血が実は排卵出血である可能性も考えられます。


人工授精の予定に備えてピルを処方されているようです


不正出血が続いている場合、その状態をリセットするためにピルを使うことは確かにあります。
ただし、その時排卵しそうになっているのか、まだ排卵しそうにないのか、基礎体温が低温なのか高温なのか、飲用するタイミングの見極めは大事になってくると思いますね。
ピルにより自分の周期が無視されてしまう場合があります。たとえば排卵する直前で飲み出すと排卵が止まり、それが遺残卵胞として残ってしまい、次の周期に影響することも。単に「治療しやすいスケジュールに合わせて」ということだと、自分のリズムを崩してしまう場合があるので慎重に処方すべきだと思いますね。


今後の検査や治療についてアドバイスを


黄体機能不全で生理が正常な形でこなくなったとのこと。それは何が原因なのか、まず現在のホルモン状態をきちんと調べることが大切だと思います。脳下垂体の異常なのか、または卵巣の機能が低下しているのか。
生理不順の場合、AMH(抗ミュラー管ホルモン)の値によっても原因が異なってきます。高値だと多囊胞性卵巣症候群、低値だと早発閉経などが疑われることも。結果により治療の方針も変わってくるので、AMH検査は受けられたほうがいいでしょう。
また、前述したように不正出血には不妊を引き起こす腫瘍やポリープが原因のこともあるので、場合によっては子宮鏡などより精密な検査を受けることを検討されてもいいかと思います。



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出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn
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