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【Q&A】AMH0.02以下のため採卵出来ないと言われました -浅田先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】AMH0.02以下のため採卵出来ないと言われました -浅田先生

治療法がないと言われたが、本当にどうにもならないのでしょうか? 浅田レディースクリニックの浅田義正先生にお答えいただきました。

2020.9.19

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相談者:ya さん(35歳)



AMH0.02以下のため採卵出来ないと言われました
タイトルの通りなのですが、以前から生理不順で、入籍予定を機に腕がいいと評判のクリニックに転院し、いざ不妊治療をはじめようと思ったら、AMH値が0.02以下で測定不能なほど卵子がないので、人工授精も体外受精も出来ない。採卵しても卵子が取れないだろうと言われました。

治療法がないと言われ、その場では諦めたのですが、本当にどうにもならないのでしょうか?



浅田先生からの回答




AMHが0.02以下ということで、これは確実に早発閉経です。
そのため、年齢は35歳ですが、卵がほとんど残っていないという状態です。
ただ、月経周期が不規則でも、まだ無月経になっていないということですので、この1~2年の間に治療を行い、凍結受精卵または凍結卵子を残しておかないと、その後は本当に卵が採れなくなってしまうことが予想されます。

腕がいいと評判のクリニックに転院されたようですが、このような状態の方から卵を採ることのできるクリニックや医師は、非常に少ないと思います。
私は、20年近くこのような方の治療を行ってきました。
私が用いてきた方法は、約半年かけて育つ卵子を、FSH、LHという脳下垂体ホルモンを調整して採っていくというものです。
実際に受精卵ができれば、妊娠率は採卵した年齢の時点のものとなります。
ただ、これを放置して2年後に治療をしようとすると、治療は今よりもずっと難しくなり、採卵はほぼ不可能になると思われます。


ですから、毎月生理をおこさせるだけではなく、このような状態でも卵を採ることができる医師を探して、早めに転院していただくことをおすすめします。
一般的な不妊治療施設では早発閉経の方の治療は難しいと思いますので、是非、治療可能な施設を探して転院していただきたいと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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