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卵管水腫と診断されました。 これからどんな治療を していけばいいですか?

卵管水腫と診断されました。 これからどんな治療を していけばいいですか?

卵管水腫と診断されました。 これからどんな治療を していけばいいですか?

2013.10.16

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相談者
ぽんさん(32歳)
■2011年秋に結婚して3カ月後に自然妊娠したのですが、8週目に流産。その後なかなか妊娠しないので、今年2月から排卵誘発剤を服用してタイミング療法をしていますが妊娠しません。ヒューナー検査は不合格でした。4月の卵管造影検査で左卵管水腫と診断され、ショックを受けています。次回の検診ではクラミジア検査を行うそうです。過去の
性病が原因になりますか?ここ半年くらい、水っぽいおりものが尿のように出る時があります。これからどんな治療になるのでしょうか。今の病院はいい先生なのですが、不妊治療専門ではないので助成金が出ません。転院したほうがいいでしょうか。



ジネコ:ヒューナーテストが不合格で、左卵管水腫と診断されたそうです。


田中先生:ヒューナーテストは1回不合格になっても、それが不妊原因になるとはいえません。再度検査すると精子が確認されることもよくあります。
一方、卵管水腫は細菌に感染した卵管に炎症が起こって膿や水が溜まる病気で、明確な不妊原因になります。着床しようとしている受精卵を
水腫の水が流してしまうからです。半年前から水っぽいおりものが尿のように出るとのこと。これは典型的な卵管水腫の症状で、治療が必要です。
治療は、お腹を切らない腹腔鏡手術で行うのがいいと思います。方法は2つあり、1つは卵管形成術、もう1つは卵管切除です。卵管形成術は、拳こぶしを握ったように塞がっている卵管の先端を切って広げる方法で、術後は自然妊娠が期待できます。デメリットは、再発の可能性が高いことです。卵管切除は、文字通り卵管を取ってしまう方法で、自然妊娠ができなくなりますので、必然的に体外受精を行うことになります。
治療法は患者さんと医師が相談して決めますが、当院の場合ですと卵管切除+体外受精を行うケースが多いです。やはり再発すると結果的にもう一度手術が必要になりますし、体外受精のほうが圧倒的に妊娠率が高いからです。


ジネコ:水腫のある左側だけ切除して、右側の卵管で自然妊娠を目指すということは考えられますか?


田中先生:診てみないとわかりませんが、片方が卵管水腫の場合、程度の違いはあるものの、もう片方も卵管水腫になっていることが多いです。癒着は周囲に広がっていくからです。広がっていれば両方取らなければなりませんし、問題なければもちろん温存します。
ただし、片方の卵管で自然妊娠にトライするということは、確率は2分の1になります。しかも排卵は左右交互に起こるわけではなく、ランダムに起こります。このような場合、当院ではあらかじめ体外受精をして受精卵を凍結しておき、片側卵管切除の手術後に自然妊娠に半年トライし、妊娠しなければ凍結胚を移植するという治療をよく行います。
一番よくないのは、卵管に針を刺して水を抜くという治療です。これは簡単にできる方法ですが、ほぼ間違いなく再発します。水を抜いても癒着は取れませんので、炎症性の悪い水が子宮に逆流する可能性があります。治療は手術でしっかり行うべきだと思います。


ジネコ:今の病院は助成金が出ないとのことですが。


田中先生:助成金は体外受精に対して出るものです。もしも一般不妊治療しか行っていない病院であれば、体外受精を視野に入れて、腹腔鏡手術と体外受精が両方できる病院を選ぶのがいいと思います。



田中 雄大 先生
慶應義塾大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。大和市立病院産婦人科勤務、内視鏡手術の専門病院を目指した矢崎病院婦人科での勤務などを経て、2009年、矢崎病院に不妊治療専門の湘南IVFクリニックを開設。その後、2012年にメディカルパーク湘南を開設。聖マリアンナ医科大学非常勤講師。B型・かに座。5月で創立1周年。「1年間、夢中でやってきましたが、スタッフも増えて少し余裕が出てきました。自分の時間が少しとれるようになり、息抜きの読書時間も作れるようになりましたよ」と先生。






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