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排卵日を気にせず、ご主人とは自然に夫婦生活を送りたい。でも、そう思えば思うほどどうしても気になって…。

コラム 不妊治療

排卵日を気にせず、ご主人とは自然に夫婦生活を送りたい。でも、そう思えば思うほどどうしても気になって…。

2014秋

2014.9.18

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相談者
ふぐまるさん(主婦・43歳)
今まで、私はクリニックで言われたとおりタイミング日を夫に伝えて仲良くしていました。なかなか授からず何年もたち、人工授精、体外受精と一通り治療をしてきて、かなり疲れてしまいました。治療をしばらく休もうと思い、排卵日のことも忘れようとしましたが、気になってしまいます。自然に!と思っても仲良し自体が自然にできなくなり、そうすると排卵日ばかりが気になってしまいます。なんにもお互いに気にせず、自然に仲良しがしたいです。どうしたら自然にできるのだろう?このような悩みの方いらっしゃいますか?



排卵日のことを少し大ざっぱにとらえてみる


普段の診察を通じて感じていることなのですが、「自然に任せたい」という方は、たいてい治療に疲れていらっしゃることが多いんです。排卵日にとらわれず、もっと普通に夫婦生活を送りたいと思っている方、あるいは、自分自身が排卵日にとらわれていることがすごくイヤという方など、さまざまなんですけどね。
でも、いつも言うように、あわよくば妊娠したいという下心丸出しの“自然"はあくまでも自然じゃないんです。排卵日のことを忘れて、じゃあ自然にセックスできるのかといえば、日本人はやっぱりルーツが肉食系じゃないから難しいでしょ?だからといって排卵日をまったく気にしていなかったら、結局、どこにも当たっていないということにはなりかねないですよね。じゃあ、一体どうすればいいのか?もう少し「大ざっぱに」考えられたらいいと思います。結果的に3、4カ月に1回、当たるか当たらないかで構わないので、“ 当たらずとも遠からず" って日に“仲良し"できたら、それでいいと思うんですけれど、いかがでしょう?
自然に任せてみようというぐらいだから、おそらくお二人には不妊の原因となる大きな異常がないのだと思います。ご主人の精子の数が非常に少ないとか、奥さまの卵管が詰まっているとか、そういうご夫婦は妊娠する確率がやはり大変低いわけですよ。だから自然にセックスしていても子どもができない。でも、これって不妊の原因がどこにあるのか調べても分からず、休憩期間に「ひょっとしたら自然妊娠できるかも」というのと、ちょっと違うと思います。


夫婦の関係について考え直す時期に来ているのかも


私はよく患者さんに、「たまにはご主人を襲え!」と言うんです(笑)。襲われるのをただ待っているだけじゃ、うまくいかないと思うから。でも、やっぱり「自然にする」ということを含めて、改めて夫婦の関係を見直す時期に来ているんだろうと思いますね。夫婦って男女の営みなんだけど、ある程度の年月がたったらお友達というか、空気じゃないですか。お互いに必要なんだけど、空気のような存在であり、補い合うというか。 夫婦にはいろんな形があると思いますが、仲良しができない、セックスができないというのはどういう状態かというと、あまりにも近すぎて、お友達というかもう兄弟のようなそんな感覚になって、今さらなぁ、どうやってお互いを盛り上げようか、そこがしんどくなってくるわけです。 年齢が上がれば上がるほど、不妊期間が長ければ長いほど、そういう傾向にあると思います。人工授精や体外受精など、治療も一通りやってこられたのならなおさらです。


“原始からの営み"明るく、おおらかにセックスを考える


「自然に」というのとは矛盾していると思うかもしれませんが、これはもう“カレンダーに◎付け作戦"ですよ。「ココ、王様の日ね。早く帰って来て.」とか決めて、明るく、旦那を待つのです。セックスができない方というのは、もしかしたら夫婦の間で、セックスをするとかしないとか、そういうことを会話にもできない雰囲気になっているのかもしれません。だとしたら、もっとシンプルに考えるのがいいと思います。
きちんと排卵のある人でしたら、頸管粘液の状態で排卵日がある程度わかりますよね。生理が28日周期の人だったら12、13日目辺りがそうかなとか思うわけです。日にちで見るのが必ずしも正しいとは言わないですが、ココという日にちょっと頑張れたら、無駄にひと月を過ごしていないっていう満足感にもつながりますよね。そうすると焦燥感が蓄積されなくていいと思います。 自然と言いつつ、秘め事めいたり、無理にロマンチックな話にしようとかするから難しいのかも。セックスって原始からの営みなわけですから、そこは明るく、開けっぴろげにいっちゃおうよと言いたいですね。



田村秀子婦人科医院・田村 秀子先生


京都府立医科大学卒業。同大学院修了後、京都第一赤十字病院に勤務。1991年、自ら不妊治療をして双子を出産したのを機に、義父の経営する田村産婦人科医院に勤め、1995年に不妊部門の現クリニックを開設。繊細な感性を秘めた、おおらかなお人柄が魅力。A型・みずがめ座。「お休みが取れたらモナコにも行きたいわ!」という先生は、F1レースの観戦が何より大好き。最近は忙しくてなかなかサーキットまで足を運ぶ機会が少ないことを嘆いていらっしゃいます。





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