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詳しい検査もないまま 体外受精をすすめられましたが 大丈夫でしょうか?

詳しい検査もないまま 体外受精をすすめられましたが 大丈夫でしょうか?

2010夏

2010.9.8

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送信者:mipochiさん(39歳)からの投稿
件 名:私に合うのは体外受精?
2008年と09年に自然妊娠し、いずれも11週目で稽留流産。その後、クロミフェン1錠でタイミング1回、クロミフェン2錠と誘発剤の注射でタイミングを2回行いましたが妊娠に至らず、不妊専門病院を紹介されました。そこでは、年齢的なこともあってか、詳しい検査もしないまま体外受精をすすめられています。不育症か否かの血液検査では異常ありません。年齢や過去の状況から、私に一番合うのはやはり体外受精でしょうか?



ジネコ:不妊専門病院でいきなり体外受精をすすめられて、不安なようです。
古井先生:やはりご本人も気にしているように、39歳という年齢が一つのポイントでしょうね。ご存じの通り、40歳を過ぎると胚移植あたりの妊娠率も悪くなりますから、あまり時間がないのは確かです。そういった意味では、体外受精も早めに考えたほうがいいとは思います。

しかし、この方の場合、08年、09年と自然妊娠できていますし、クロミフェンを3回使って妊娠しないから、自然のタイミングでは妊娠しませんよ、とは必ずしも言えないと思います。クロミフェンを使う善し悪しもありますし、いきなり体外受精をすすめるというのはどうかな、という気がしますね。
ジネコ:不育症の検査は異常なし、のようですが、他にも詳しい検査が必要?
古井先生:そうですね。まず39歳という年齢を考えると、卵巣予備能力を調べるために、できれば生理3~5日目のFSHやLH、E2と、抗ミュラー管ホルモン(AMH)などの検査をしておいたほうがよいと思います。
ご主人の精子も未検査のようですが、過去に妊娠していても、運動精子数やその動きの質まで実際に問題ないのかどうか、確認するべきです。また不育症の検査としては、ループスアンチコアグラントや、抗B2グリコプロテインI抗体などの抗リン脂質抗体は調べておくとよいでしょう。

それから、ご本人の希望があれば染色体の検査も。ご夫婦のどちらかに染色体の構造異常などがあれば、流産の可能性は増えますから。いずれにしろ、ご主人と一緒にもう少し詳しい検査をしてから、体外受精か、それとも他の手段かを考えることはできると思います。
ジネコ:先生が考える他の手段とは?
古井先生:ご夫婦とも検査で問題がなければ、体外受精に進む前に1~2回は人工授精が可能だと思います。その場合、まずは自然の排卵で試してみて、妊娠しなければ次はクロミフェン1錠で。その後、HMG製剤の注射を打っての人工授精という方法もありますが、これは多胎の可能性もあるので、それなら体外受精へ進んだほうがいいかと思います。

逆にFSHなどが高かった場合も、やはり一度は人工授精をすすめます。それによって、精子や子宮内膜の状態、卵胞がきちんと育つか、また、クロミフェンの反応を見るなど、この方のことをもう少しわかってから体外受精へ、というのが私のスタンスです。とはいえ、人工授精を延々とやって、40歳を超えてしまうのはよくない。体外受精に進むまでの期間は長くても3ヶ月。その間にできるだけのことをしたいですね。

古井 憲司 先生



1986年日本医科大学卒業。1987年名古屋大学産婦人科学教室入局後、名古屋大学付属病院の文部教官を務める。大垣市民病院の産婦人科医長を経て、1998年クリニックママ開院。心地よいアロマが香るロビーや、庭に面したテラスなど、まるでリゾートホテルのように洗練された雰囲気の院内は、理事である奥様が女性ならではの視点でプロデュース。



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