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検査やステップアップ、自分から言わないといけませんか?

検査やステップアップ、自分から言わないといけませんか?

2010夏

2010.9.8

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送信者:mikiさん(24歳)からの投稿
件 名:検査は、初診のときだけが普通?
自分では、高温期が10日くらいと少し短い気がするんですが、先生は「血液検査では異常ないから」という感じで気にしていない様子。今の病院では排卵誘発の注射をするのみで、ずっとタイミング療法です。初診で血液検査をしただけで、それからは検査していないのですが、それが普通ですか?検査やステップアップは自分から言わないといけないのでしょうか。



ジネコ:検査では異常はないけれど、基礎体温の「高温期が少し短い気がする」と気にしていらっしゃいます。
藤野先生:たしかに月経周期がちょっと早くなってきていますね。これが30代後半の方ですと、卵巣の中の原始卵胞が少なくなっていることが時々あるんですが、mikiさんはまだ24歳なので、そういう危機的状況ではないでしょう。高温期が短く、10日ほどしかないことが、どういう意味かというと、排卵はあるけれど、月経周期が短くなってきているということ。今一度、検査をしてみたほうがいいですね。
ジネコ:検査は、最初に一度やっておけばいいというものではないのですね。
藤野先生:はい。いろいろな原因で高温期は短くなるんですが、一番大きな要因として、ストレスがかかってプロラクチンの値が上昇する、隠れた潜在的な高プロラクチン血症が疑われます。排卵の時期がずれたり、高温期が短くなるなど、黄体機能不全の状態を起こしやすくなっている。そうすると、排卵はするが高温期が短い、排卵後の黄体ホルモンが十分に出ず、着床しにくいという場合があるようです。

そのあたりを知るためにも受けてほしいのが、ホルモンの負荷検査、TRHテスト。プロラクチンというホルモンの分泌の能力、ホルモンのリズムを調べるテストです。人工授精も以前の病院で2回行っていらっしゃるようですが、しばらく治療を休んでいるということですから、医師にも相談し、検査をもう一度洗い直してみるのが先かなと。
ジネコ:ほかに受けたほうがいい検査は?
藤野先生:ご主人の検査を受けられたのも3~4年前ということですから、ヒュナー検査もしてみたほうがいいですね。このまま人工授精を続けていくのかどうか、一つの診断のポイントになる検査だと思います。もう一つはクラミジア抗体検査。クラミジア抗体値があまりに高いと、卵管の癒着によるピックアップ障害という卵管の機能障害があるかもしれないと予測がつきます。
ジネコ:現在は排卵誘発のみでタイミング療法ということですが、ステップアップは考えなくてもいいですか?
藤野先生:今はおそらくHCG製剤による刺激だけだと思うのですが、今後は卵胞が複数個採れるような排卵誘発剤を使ってみると、妊娠の可能性が広がると思います。特に月経周期が不順な方や、排卵はするけれど、黄体機能不全で、高温期の黄体ホルモン量が少ない方には有効です。多胎妊娠のリスクが高くなるかもしれませんが、体外受精も含めて、あらゆる可能性を探ってみてほしいですね。

藤野 祐司 先生



大阪市立大学医学部卒業。米国留学、同大学医学部婦人科学教室講師を経て、1997年にクリニックを開業。現在、同大学で非常勤講師も務める。B型・おとめ座。歴史や鉄道模型など、さまざまなことに興味を持ち、熱中する先生。最近は体にいいとされる「粗食」に興味津々。いろいろな野菜をたっぷり摂るようになってから体調もいい。野菜を使った料理にも挑戦中!



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