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第一子の育児で寝不足気味。日中の昼寝で補える?完全ミルク育児なのに半年以上月経がない

コラム 妊活

第一子の育児で寝不足気味。日中の昼寝で補える?完全ミルク育児なのに半年以上月経がない

第一子の育児で寝不足気味。日中の昼寝で補える?完全ミルク育児なのに半年以上月経がない

2015.1.15

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相談者

おとわ さん(27歳)


【不妊の原因:多嚢胞性卵巣症候群・高プロラクチン・月経不順】
○月経が乱れやすい
○湯船にゆっくり浸かれない
○便が黒ずんでいる事がある
○太りやすい




昼間の睡眠は活動的な日中の疲れを少しとるだけ夜の睡眠が体や精神を休め、ホルモン分泌も整える


小さなお子さまを育てていると、夜はなかなか熟睡できませんよね。とくに月齢が小さいと、3~4時間おきに起こされてミルクをあげたりおむつを替えたりで、寝た気がしない、寝たのに疲れが取れないというお母さんは多いはずです。

日中の昼寝が夜の寝不足を補えるかというと、残念ながらそれはできません。というのも、日中と夜では睡眠の質が違うからです。中医学では日中は陽に属し活動的な時間、夜は陰に属し静かに休む時間となります。昼間の睡眠は、活動的な日中の疲れを少しとる程度にすぎません。夜きちんと寝ることで、体を休めたり、精神を休めたり、成長ホルモンや女性ホルモンの分泌も整います。

とくに22時から2時までは、自然界の陰気が一番補充され、体内ではホルモン分泌が最も盛んになる重要な時間帯です。ですからこの時間帯に寝ることを、いつも患者さんにおすすめしています。


赤ちゃんの夜泣きがひどくて熟睡できないならベビーマッサージ、小児用の漢方や鍼もおすすめ


お子さんの夜泣きの頻度は多いほうですか? もしも、夜泣きがひどくて熟睡できないのなら、ベビーマッサージなどで親子でのスキンシップをはかってみてください。マッサージなどで皮膚を刺激すると、ストレスホルモンの分泌が下がり、免疫機能が向上します。また、リラックス効果が高まることで夜ぐっすり眠れるようにもなります。マッサージは、赤ちゃんとパパやママの間に信頼関係も生まれます。

「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」「抑肝散(よくかんさん)」などは、お子さまの「疳の虫(かんのむし)」などに効果的ですので、もしも夜泣きで悩んでいるのでしたら、一度試されてみるのもいいと思います。また、小児鍼もありますよ。


出産後の月経再開の時期は個人差があるので1年くらいはあせる必要はないので様子をみよう


もうひとつの質問である「完全ミルク育児なのに半年以上月経がこない」ですが、授乳していても早く月経が再開する人もいるし、おとわさんのような人もいて、かなり個人差があります。

もともと多嚢胞卵巣症候群や高プロラクチン血症などの基礎疾患も月経がきちんとこない原因になっていますので、月経がくるのに時間がかかるタイプなんだと思います。1年くらいはあせる必要はないと思いますので、少し様子をみてくださいね。




古村 恵利子先生


薬剤師・鍼灸師。大手製薬企業や病院など、西洋の医療に携わった後に、漢方の道を志す。自身の婦人科疾患、皮膚疾患の治療を通して東洋医学と出会い、その素晴らしさや必要性を痛感する。「漢方薬は体全体のバランスを整えて、本来あるべき体質に戻すもの。原因を見つけて体質改善=治病求本、健康な心が健康な体をつくる=心身一如」を念頭に、女性のあらゆる悩みに応えている。




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