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不眠気味で午前中は寝ていることが多い。生活リズムの乱れは不妊につながるの?

コラム 妊活

不眠気味で午前中は寝ていることが多い。生活リズムの乱れは不妊につながるの?

不眠気味で午前中は寝ていることが多い。生活リズムの乱れは不妊につながるの?

2015.1.15

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相談者

Ku さん(32歳)


【不妊の原因:多嚢胞性卵巣症候群】
○なんだか疲れやすい
○朝、起きることができない
○少し動くだけで汗が出る
○カゼをひきやすい
○月経前になると乳房や下腹部が張る
○ゲップやおならが出やすい
○イライラをため込みやすい
○眠れないことが多い
○気分によって食欲にムラがある
○めまいや立ちくらみがよくある
○目がかすんだり疲れる
○顔にシミやクマが出やすい
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○からいものをよく食べる
○寒がりである
○とくにおなかや下半身が冷える
○体が重く、いつもだるい
○むくみやすい




卵巣機能低下など不妊につながる睡眠不足生活養生のなかでも睡眠がいちばん大切


生活リズムの乱れが不妊につながるかどうか悩んでいらっしゃるKuさんにアドバイスします。まず、腎・生殖器が働いてホルモンをつくる時間帯は夜10時から午前2時の間といわれています。この時間帯に眠っている時間が多いほど、ホルモンをつくり、精を補うことができます。

生活の養生としては、このホルモンをつくる時間帯に眠っていることが大切です。夜10時に就寝するのが無理な方も多いでしょうが、せめて、11時には寝て、睡眠時間として7時間は取ってほしいと思います。体にある60兆個ある細胞のうち、1兆個が夜寝ている間に、入れ替わります。

睡眠時間が少ないと体の修復が進まないので、朝起きても体がだるい、疲れやすいという状態になります。もちろん、体が疲れていると卵巣機能も低下します。


ホルモンがつくられるといわれる夜10時から午前2時の時間帯に眠っている時間をなるべく多くする


なんだか疲れやすい、朝起きることができない、少し動くだけで汗が出る、かぜを引きやすい、めまいや立ちくらみがよくある、目がかすんだり疲れる、顔にシミやクマが出やすい、肩こりや頭痛が慢性的にあるなどの症状は、睡眠不足からおこる症状です。

月経前になると乳房や下腹部が張る、イライラをため込みやすい、眠れないことが多い、気分によって食欲にムラがあるなどは、ストレスからおこる症状です。ストレスは同じようにかかってきても、考え方を変えることによって軽減させることができます。

「思考が細胞をコントロールする」という言葉があります。少しでもストレスにならないような考え方をして、よく眠れるようになるといいですね。


メラトニンがいちばん分泌されるのが夜11時ごろ、その時間に寝て朝は7時ごろに起きるようにする


また、睡眠のリズムを整えることも大切です。眠りに入らせる物質であるメラトニンの働きを活用しましょう。

メラトニンがいちばん分泌されるのが夜11時ごろ。その時間に寝て、朝は7時ごろに起きるようにします。起きたら、すぐにカーテンを開けて朝日を浴びてください。日光がメラトニンの分泌を促進するからです。規則正しく睡眠のリズムを整えることで、脳内リズムも整います。そうなれば不眠も解消されていくはずです。

生活の養生のなかで睡眠がいちばん大切だと思います。睡眠のリズムを整えて、ぐっすり眠ってください。




歳森 三千代先生


薬剤師。昭和26年生まれ。長崎大学薬学部卒業後、林原生物化学研究所に勤務後、75年続く福神トシモリ薬局を支える。平成15年より本格的に子宝相談を始め、760人余りの方から妊娠の報告を受ける。現在も全国各地の相談者の声に寄り添い活躍中。著者に『私の子宝相談』(吉備人出版)、『続・私の子宝相談』(幻冬舎ルネッサンス)がある。




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