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冷え性なのに汗っかきなので温めると逆に冷えてしまう。なにか対策はある?

コラム 不妊治療

冷え性なのに汗っかきなので温めると逆に冷えてしまう。なにか対策はある?

2014漢方

2015.4.3

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相談者
ラペ さん(30歳)
【不妊の原因:不明・高プロラクチン】
○なんだか疲れやすい
○胃腸が弱い
○朝、起きることができない
○少し動くだけで汗が出る
○冷え性である
○月経が乱れやすい
○下痢と便秘を繰り返す
○ゲップやおならが出やすい
○眠れないことが多い
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○夜中にトイレに数回行く
○のぼせやほてりがある
○寝汗をよくかく
○寒がりである
○手足がいつも冷たい
○とくにおなかや下半身が冷える
○太りやすい
○むくみやすい



冷えを解消するには運動と食事を基本とした養生が重要


「冷えは万病の元」という言葉を聞いたことがあるかと思います。冷えは頭痛、肩こり、腰痛、月経痛などの症状を引きおこします。不妊症に冷えは大敵。冷たい足から流れてくる静脈は、卵巣のすぐ近くを通っておなかに入ってきますから、卵巣は冷えの影響を受けやすく、冷えが卵巣の機能を低下させる恐れがあります。


汗冷えが心配なら速乾性のあるインナーや吸湿性のあるウェアを着用して


体のバランスの乱れが「冷え」に現れているので、体全体のバランスを取ることが必要となります。冷えを解消するためには、運動と食事を基本とした養生が重要です。

湯船に浸かり体を温めたり運動をするのはいいことです。女性は男性に比べ、筋肉量が少ないので、筋での熱産生も少なめになる傾向にあります。運動することで熱産生を補うことができるので、冷え解消にはとても重要です。汗冷えが心配でしたら、速乾性のあるインナーを用いるのもいいのではないでしょうか。さらに吸湿性のあるウェアを着れば、より汗冷え対策になります。

足はもちろん、おなかを温めておくことも大切です。とくにおへその下には「臍下丹田」というとても大切なところがあります。「臍下丹田」を温めることは体全体を温めることにつながります。ここがしっかり働くことで、全身の「気血」のめぐりも良くなります。


運動や食事の養生のほかに鍼灸治療や自分でお灸をするのもおすすめ


食事では、生野菜や果物の摂り過ぎは体を冷やす原因になるので気をつけてください。甘いものの摂り過ぎも良くありません。

子どもを授かるために必要なのは血です。血をつくるのにいいのは、ごはんと味噌汁、煮物、漬物です。一汁一菜を念頭においておくと良いでしょう。一汁はその季節の旬のものが具として入っている味噌汁、一菜は煮物や和え物など、季節の野菜料理に香の物を併せたものです。

養生のほかに鍼灸治療もいいと思います。ご自分でお灸をするのもおすすめです。お灸が気持ちいいなら、それは体がお灸の暖かさを必要としている証拠です。

お灸をする場所は、足の内くるぶしの最も出ているところから指4本上のつぼ「三陰交」やおへそから指4本下のつぼ「関元」がいいですね。

以上のことをトライすることで冷えが解消し、子宝に恵まれるといいですね。応援しております。



木村 雅洋先生


鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・鍼灸学校教員資格をもつ。現在、鍼灸院での鍼灸マッサージ治療と、鍼灸学校非常勤講師を兼務している。初めて自分の子供を抱っこした時の嬉しい体験から、主に不妊症でお悩みの方へ鍼灸マッサージ治療を行うことで、妊娠に向けたサポートを行う。不妊鍼灸ネットワーク会員。






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