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稽留流産の後はだるさや月経不順が続き体の調子が悪い。次の妊娠に向けて自分でできる対策は?

コラム 妊活

稽留流産の後はだるさや月経不順が続き体の調子が悪い。次の妊娠に向けて自分でできる対策は?

稽留流産の後はだるさや月経不順が続き体の調子が悪い。次の妊娠に向けて自分でできる対策は?

2015.4.3

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相談者

berry さん(34歳)


【不妊の原因:不明・高プロラクチン・子宮筋腫】
○なんだか疲れやすい
○朝、起きることができない
○少し動くだけで汗が出る
○冷え性である
○ため息をよくつく
○月経前になると乳房や下腹部が張る
○ゲップやおならが出やすい
○眠れないことが多い
○血色が悪い
○抜け毛や白髪が多くなってきた
○めまいや立ちくらみがよくある
○目がかすんだり疲れる
○顔にシミやクマが出やすい
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○便が黒ずんでいる事がある
○肌が乾燥しやすい
○のどが乾きやすい
○のぼせやほてりがある
○寝汗をよくかく
○寝不足の日が多い
○顔色が青白い




体を総合的に活性化させて体質を改善すれば子宮や卵巣の機能が整い妊娠が継続する


初めての妊娠が残念な結果になってしまったberryさんの辛いお気持ち、お察しいたします。

妊娠が継続するためには、質の良い卵子と元気な精子の出会いの結果、良い受精卵ができることが原則です。そして何よりも理想的な子宮環境をつくることが大切です。良い卵子、良い子宮環境をつくるには、卵巣がしっかり働いていることはもちろんですが、自律神経やほかの内臓がバランス良く連係しながら働くことが重要です。体を総合的に活性化させ、体質を改善することで、おのずと子宮や卵巣の機能も整うのです。


胃腸機能が低下していたり血色が悪いなど、良質な血液が体内をめぐっていないサインに注意


症状を拝見しますと、手足がいつも冷たく、おなかや下半身が冷えるようですが、冷えは不妊の方に多い症状で妊娠の障害となっています。

加えて、そのほかの症状としてゲップやおならが出やすい、便が黒いなど胃腸系の症状が見られます。胃腸機能の低下は食べた物がしっかり消化吸収されて、体の栄養となる仕組みが不十分と思われます。体の栄養になることが不十分ということは、良質な血液もつくられにくいということになります。血色が悪い、肌が乾燥しやすい、のどが乾きやすいというのも、良質な血液が十分に体内をめぐっていないサインでもあります。


温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にし足湯法で手足を温め全身の血流を良くすることを心がける


当院では、早く妊娠に近づけるよう、日々の体づくりの方法や食事指導を行っております。

このような症状を踏まえて、ご自分でできる方法としておすすめしたいのが、温灸でおなかを温め胃腸機能を活発にすること、さらに足湯法で手足を温めることです。この方法で全身の血流を良くすることによって、良質な血液が全身をめぐり、結果、内臓も元気になっていくはずです。

また、食事内容も良質な血液をつくるうえで大切です。玄米を主食とし、豆類、ごま、海藻類、野菜、きのこ類をバランス良く摂取しましょう。

これらを総合しますと、鍼治療で体全体と胃腸系を整えるとともに、ご自身でもおなかの温灸や足湯法で手足の血流を回復して体全体を良くし、レベルを上げることが元気な赤ちゃんを授かるための近道になります。一日も早く元気な赤ちゃんが訪れるようにお祈りいたします。




河村 拓躬先生


昭和57年開業以来、婦人科疾患を中心として施術。10年前よりは不妊治療専門鍼灸院として不妊治療の臨床と、研究をおこなっている。NPO法人日本不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー。日本鍼灸師会 東京都鍼灸師会会員。専門領域講習、婦人科疾患認定鍼灸師。日本不妊カウンセリング学会会員。(社)日本生殖医学会会員。




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