HOME > 妊娠・出産 > その他 > 切迫流産のなりやすさは、体質と関係ありますか?
HOME > 妊娠・出産 > その他 > 切迫流産のなりやすさは、体質と関係ありますか?

切迫流産のなりやすさは、体質と関係ありますか?

コラム 妊娠・出産

切迫流産のなりやすさは、体質と関係ありますか?

webマガジン

2015.4.28

あとで読む



妊娠中はできるだけ無理をせず過ごしたいものですが、仕事などの都合で時には動かなくてはいけないこともあります。姉が切迫早産、切迫流産経験者のため、自分もそうなるのではと不安に感じるママから、切迫早流産と体質の関係について相談がありました。看護師さんたちは、どのように答えているでしょうか。


 


ママからの相談:「切迫流産、早産を防ぐために立ち仕事は辞めるべきですか。また、体質は関係ありますか?」



初めての妊娠で、現在3カ月です。立ち仕事のアルバイトを1日6時間、週4日しています。つわりでつらいですが、周囲に助けられながら働いています。姉が第1子の時に切迫早産、第2子の時に切迫流産を体験しており、私もそういう体質なのではと不安です。今の仕事をできるだけ続けたいのですが、早めに辞めるべきでしょうか。また、切迫流産や切迫早産になりやすい体質はありますか。(30代、女性)



早産、流産と体質の関与はありませんが、無理は禁物です。


早産や流産に体質や遺伝の関与はないと考えられていますが、疲れやストレスは原因となるため、無理は禁物です。立ち仕事をする際の注意事項や、受診の目安についても教えてくれました。



流産や早産に体質や遺伝の関与はないと考えられます。12週未満で起こる早期流産の場合は、染色体異常など、受精卵に問題がある場合がほとんどです。12週以降、22週未満での流産は、子宮筋腫や内膜症、習慣性流産など母体の問題がありますが、他にも、ストレスや外傷、身体の冷えによるものもあります。(産科・婦人科看護師)




最近は医療の発達で、早産しても無事に育つ子が多いのですが、できる限り予定日までお腹で育ってほしいものです。早産の原因は妊娠高血圧症、前置胎盤、子宮頸管無筋力症、羊水過多や過少、胎児機能不全など母体側、胎児側の問題で起こります。また、仕事の疲れやストレスも早産を起こす原因になります。医師から中止の指示がなければ続けてもかまいませんが、くれぐれも無理しないようにしてください。(産科・婦人科看護師)




立ち仕事でしたら、靴下や下着は厚めのものやヒートテックのものを着用したり、腰にカイロをあてておくなど、身体が冷えないようにしてください。時々は座らせてもらって、足首を回したりして、血行不良やむくみを予防してください。お腹の張りや痛み、出血がある場合もすぐに安静にし、治まらないようでしたら、病院を受診してください。(産科・婦人科看護師)




妊娠中でも適度な運動が必要ですが、仕事となるとつい無理しがちですので、周囲の方の協力のもと軽い仕事をさせてもらったり、疲れすぎないようにしてください。また、重い物を持ったり、急に立ち上がるのも避けるようにしてください。(産科・婦人科看護師)



早産や流産は、体質や遺伝などは関与しないようです。安産のためには身体を動かすと良いので、医師から指示がなければ仕事を続けることも可能です。しかし無理は禁物、仲間の助けも借りながら仕事に取り組むようにしましょう。






あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top