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着床しない、不妊の悩みなら大豆イソフラボンの効果に期待

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着床しやすい方法とは

着床しやすい方法とは

当院でアグリコン型大豆イソフラボンのサプリメントを使用している方は「今まで一度も妊娠した事がない」、という方々だけですから、この結果は良好であると考えています。

2011年12月、アグリコン型大豆イソフラボンに、受精卵の着床に不可欠なサイトカインの分泌を高める作用があるとする研究成果が発表されました。
そこで、その研究に携わった臼田三郎先生に大豆イソフラボンと着床のこと、先生が考える不妊治療についてお伺いしました。

アグリコン型イソフラボンをお薦めする方

特に、このような患者さまにお薦めするという特徴は(年齢、治療歴、原因)ありますか?

当院としては以下に当てはまる方にのみおすすめしています。

◎同じ時期に複数採取した卵子を体外受精させ、良好な凍結胚を子宮に戻したのにも関わらず、2回、3回と妊娠が成立しなかった方。

◎その際、子宮環境に問題がない事が確認できた方。(超音波では分からない、筋腫やポリープが無いか子宮鏡で確認します)

つまり、基本的なデータ上は何も悪くないのに妊娠しないという方にお薦めします。

◎160名の患者様を対象・子宮環境に問題がないことを確認アグリコン型大豆イソフラボンを使用その方たちに、同時期の良好凍結胚を子宮に戻す。⇒19名が臨床妊娠そのうち20名は使い始めですから、実質140名に対して19名難治性不妊の方に+15%の妊娠率今まで何度も治療を繰り返しても妊娠できなかった方に対する結果ですから評価できるのではないでしょうか?

着床しない、不妊の悩みなら大豆イソフラボンの効果に期待

『第56回 日本生殖医学会』で発表。麹菌発酵大豆胚芽抽出物(アグリコン型大豆イソフラボン)着床環境改善への作用を確認

2011年12月大豆イソフラボンに受精卵の着床に不可欠なサイトカインLIF(リフ)※1の分泌を高める作用があることが確認され、その研究内容が『第56回 日本生殖医学会』で発表されました。そこで、その研究に携わった臼田三郎先生に大豆イソフラボンと着床のこと、そして先生が考える不妊治療についてお話を伺いました。

※1 LIF(リフ)とは、子宮内膜の上皮細胞から分泌されるたんぱく質の1種で、着床に必要な因子です。エストロゲンやプロゲステロンの分泌にともないLIFが産出され始め、着床を促します。このLIFの分泌が着床の第一歩となります。

着床の仕組み

プロフィール

  • うすだレディースクリニック
    院長 臼田三郎

    1995年東京医科大学卒業、99年東京医科大学大学院修了、同産婦人科講座助手。2001年聖ヨハネ会総合病院桜町病院医長。03年杉山レディスクリニック勤務をへて、06年開業。東京医科大学産科婦人科学講座兼任講師。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。医学博士。日本生殖医学会生殖医療専門医

  • ニチモウバイオティック(株)
    主任研究員 医学博士
    潘 偉軍

  • ながいきや本舗
    店長 松村恭子

着床に関しては工夫するお薬がない

松村:

麹菌発酵大豆胚芽抽出物(ダイゼインリッチアグリコン型大豆イソフラボン:以下・大豆イソフラボン)を利用されるようになったきっかけ、理由を教えてくださいますか?

臼田:

15年くらい前からLIFが着床に関係するということはトピックスにはなっていましたが、今回、東京医科大学産婦人科学教室の基礎研究で大豆イソフラボンのLIF分泌促進作用が確認され、着床に関する要素の一つとして臨床応用できるかもしれないということで、使ってみることにしました。

ただし、着床が成立する過程においては、いくつかのサイトカイン(体内物質)が必要です。LIFはその中の一つで着床を促すためには重要な成分ですが、万能なものではないですし、これだけあげればよいというものではありません。

潘:

そうですね。着床に関するさまざまな因子は、LIFだけではなくどれも重要であるということですね。

臼田:

着床に関しては女性ホルモン、エストロゲン、プロゲステロン、それ以外に工夫するお薬が無いわけなんですね。もちろん、着床に関してはLIFを上げるようなお薬はありません。そういった中で大豆イソフラボンは、女性の体に優しくて、経済的にも安くて負担が少ない、とか色々なことを考えると、LIFという一つの着床因子を上げるというエビデンスがある以上は、患者さんのためになると考え、当院では去年(2011年)の3月から160人に使っていただいています。

不妊にお悩みの方は、それぞれでサプリメントなどを選ぶのにも苦労されていたのではないかと思うのですが、医師の方からこれがいいですよ、と勧められれば患者さんも抵抗なく受入れていただけますし、エビデンスもあるということで安心して使っていただいているようです。

松村:

特にこのような患者さんにお勧めするという特徴(年齢・治療歴・原因など)はありますか?

臼田:

当院としては以下に当てはまる方にのみお勧めしています。

1. 同じ時期に複数採取した卵子を体外受精させ、良好な凍結胚を子宮に戻したのにも関わらず、2回、3回と妊娠が成立しなかった方。

2. その際、子宮環境に問題がないことを確認できた方。(超音波ではわからない筋腫やポリープを子宮鏡で確認します。)

つまり、基本的にデータ上は何も悪くないのに妊娠しない、という方にお勧めしています。また、受精卵の状態さえよければお勧めする方の年齢は関係ありません。

松村:

実際に大豆イソフラボンを使ってみて手ごたえはいかがでしょうか?

臼田:

体外受精の成功率の全国平均が約25%~27%、当院で32%くらいです。今回、反復体外受精を行い残念ながら妊娠に至らなかった160名の患者さんを対象に、子宮鏡で子宮環境に問題がないことを確認した上で大豆イソフラボンをお勧めしました。

その方たちに、同時期の良好な凍結胚を子宮に戻したところ、19名が臨床妊娠しました。そのうち20名くらいはまだ使い始めですから、実質140名中19人。

15%くらいの妊娠率という成績は評価できるのではないでしょうか?当院で大豆イソフラボンのサプリメントを使用している方は、今までに1度も妊娠したことがない、という方たちだけですからこの結果は良好であると考えています。

正しい情報を選択してほしい

潘:

治療期間とか体外受精の回数はどうでしょうか?

臼田:

複数の病院で5年以上の治療を続けられて、5回以上の体外受精を経験されている方も複数いらっしゃいます。
ただし、着床が成立する過程においては、いくつかのサイトカイン(体内物質)が必要です。LIFはその中の一つで着床を促すためには重要な成分ですが、万能なものではないですし、これだけあげればよいというものではありません。

松村:

年齢は関係なくということでしょうか?

臼田:

そうですね。年齢は関係ありません。また大豆イソフラボンを評価した点は、1回の体外受精の際に受精卵を複数個作り、その受精卵で2回、3回と妊娠が成立しなかった方に大豆イソフラボンを使っていただいたところ、1回目で妊娠ができたことです。

要するに、採卵の時期や受精卵の保管状態など条件が異なると評価も難しいですが、全く同じ時期の受精卵で成果が出ているというのは大きいと思います。

ただし、大豆イソフラボンを使っていただいている方の約半分が40代になってきているので、妊娠率が30%、40%と劇的に高くなるということは難しいと思います。

松村:

それでも1回も妊娠したことのない、高齢の方にとっては希望の光ということが言えるかもしれませんね。

臼田:

そういうことは言えるかも知れません。最近は、皆さん良く勉強されていて、エビデンスへのこだわりも強い。だからこそ、勧める側も根拠のないものは扱えません。きちんとエビデンスにそって説明していくと、「これで着床の因子を上げられる可能性があるなら・・・頑張ります!」と、おっしゃってくださる方は多いですね。

もちろん、これが万能ではないということもちゃんと理解をされています。

不妊治療に対して正しい知識をもたないと、さまざまな情報に振り回されたり、ちょっとしたことで不安になったりと混乱のもとです。難しいことですが、皆さんには正しい情報を選択できるようになっていただきたいと思います。

妊娠するのに大切な事

松村:

それでは少し一般的なことをお伺いしますが、最近の患者さんの傾向など以前と変わってきたといういことはありますか?

臼田:

やはり高齢化が進んでいますね。晩婚化の影響だと思いますが、初診の方の年齢は確実に上がっています。

あとは、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう腫などを合併している方も増えてきています。つまり、治療がより難治性になってきているということです。

松村:

これからの不妊治療をはじめる方にこれだけは知って おいて欲しいということはありますか?

臼田:

たくさんありすぎて一つというのはとても難しいですね。20代、30代の方と年齢によってもポイントは異なります。

ただ、どの年代の方にも共通して言えることは、「妊娠すること」はゴールではなく、「元気な赤ちゃんを産むこと」がゴールなんだ、ということではないでしょうか。

不妊治療をされている方の多くが、妊娠すると必ず元気な赤ちゃんが生まれる、とワンセットのように考えていますが、妊娠後も2割~3割の方は、残念ながら流産してしまいます。

さらに、元気な赤ちゃんに育つかどうかということや、合併症、妊娠中毒症などのリスクも、年齢を重ねるごとに高まってくるのも事実。ですから、妊娠と元気な赤ちゃんを出産することは、イコールではないということを忘れないでほしいですね。

松村:

妊娠を望む40代の方へのアドバイスはありますか?

臼田:

不妊治療に対する考え方のハードルを少し下げた方がいいかもしれません。早く、確実に、ということを念頭において、医師と相談しながら治療をステップアップしていくことが大切ではないかと思います。目的が「妊娠」というだけに、治療に対するご要望や思い入れが強い方もいます。

ただ、その“思い”にこだわりすぎてしまうと、時間が余計にかかってしまうこともあります。40代の方は、特に年齢的な要因も関わってきますので、よりスピーディーに治療を行えると良いと思います。

松村:

良く悩みをお伺いすることに、不妊治療のやめどきということもあります。

臼田:

確かにやめ時と言うのは難しいですね。卵巣機能が正常であって、良い受精卵ができていて、ご夫婦が頑張ると言っておられる限りはこちらも頑張ります。

松村:

妊娠するために一番大切なことってなんでしょうか?

臼田:

それが分かれば苦労しませんよね(笑)あえていうならば、適切な時期に適切な指導で治療を考えていくということでしょうか。年齢を戻すことはできないので、できる限り無駄な時間をかけず、「この時期だからこの治療をやった方がいいよ」という医師のアドバイスにはぜひ耳を傾けていただきたいと思います。

もちろん、ご夫婦の治療ですから、ご夫婦の価値観は大事なことだと思います。しかしながら、不妊治療はオーダーメイドですから、他のご夫婦の体験談などを気にしすぎてしまうと、ご自分自身の適切な時期を逃がしてしまうことになりかねません。

松村:

クリニックに行くタイミングも難しいですね。2年たって妊娠しなければ、などと考えることも多いようです。

臼田:

「あれ、子供できないなあ」と思った時点がタイミングだと思います。最近は、結婚後3ヶ月くらいで来られる方もいらっしゃいますよ。早く検査して結果が分かった方が、その後の治療もスムーズに進むように思います。

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