HCG10000単位 注射とは?
2008.5.30 22:21 2 1
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質問者: なつりんごさん(30歳) |
このHCGというのは、まだ排卵のタイミングではないけど、強制的に排卵させる薬のようです。
ですが、その後ろにくる数字の意味って何なんですか?
薬の強さによるのですか?
お分かりになる方、教えてください。
強制的に排卵させると卵ちゃんが何年分も年を取った状態に悪くなってしまうという話を不妊して通院し始める友達に聞きました。
この薬はそんな副作用(?)があるのでしょうか?
それともHMGの方なのでしょうか?
先生に質問すると忙しい為か、あからさまに嫌がられるので、皆さん教えてくださいm(_ _)m
回答一覧
なつりんごさん、こんにちは。
ホルモンなどは一般的にIU(international unit:国際単位)として、効果の強さで示されます。
排卵を起こす場合、hCG(ヒトヒト絨毛性ゴナドトロピン)を使うのは一般的ですよ。
これを使うとLHサージがおきて、排卵が起きます。
LHサージは自然排卵周期で起きる現象ですよ。
このケースではHCGが投与されてから、おおよそ24〜36時間後に排卵が起きます。
卵子が十分に成熟している状態ならば卵子にとってはあまり影響はないと思います。未熟な場合だと受精能力が低かったりすることはあるかもしれません。
歳をとった状態になるというのは聞いたことがありませんし、実際にはありえない話だと思います。
hMGはヒト閉経ゴナドトロピンのことで、閉経した女性から精製されていますが、FSH(卵胞刺激ホルモン)を主剤としています。多少LH(黄体ホルモン)の混合があるようです。人の体内では自然状態でも脳下垂体からFSHが分泌されて卵巣を刺激し、卵胞が発育し、卵子成熟を促します。その後、脳下垂体からLHが一次的に大量に分泌されるLHサージが起こって排卵が起こるシステムになっています。
hMGには製薬会社によってLH混入率が少ないものなど数種存在し、最近は遺伝子組み換え技術で純粋なFSHのみの製品もあります。
私はhMGに含まれるLHが卵子発育を多少阻害する可能性があり、OHSSを悪化させることを考え、リコンビナントFSHを使ってIVFを行いました。
卵子は胎児の頃から準備されているもので、春期発動と同時に発育が開始されるため、卵子の質の点では若い頃に無理なダイエットをしていたり、母体の加齢が進んだりすることがもっとも影響を与えると思います。
副作用としては、hCGよりも過排卵処置のHMGの連続投与(自然ではありえない大量投与になるため)によって卵巣が過剰に刺激されてOHSSがおきることが一番危険性が大きいと思いますよ。
2008.5.31 11:12 52
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ゆうり(32歳) |
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