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<妊活知識>タイミング法は不妊治療の基本★4つの正しい知識とは

まとめ 不妊治療

<妊活知識>タイミング法は不妊治療の基本★4つの正しい知識とは

妊活の最初によく聞く「タイミング法」について必要な知識をまとめました。パートナーと協力して取り組むために、必読です!

2018.5.29

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妊娠を望んでいるけれどなかなか結果が出ない、というときに産婦人科クリニックで、多くのケースで最初にすすめられる「タイミング法」。


自然な妊娠に1番近い方法であり、教科書通りにいかない男女の体と向き合うきっかけにもなると言われています。


 


「タイミング法」を実行するために必要な知識について、まとめてご紹介します。


まずはこのまとめを読むところから、妊活を始めてみませんか? 



目次



  1. タイミング法って? どう取り組むのがベスト?

  2. タイミング法のための検査とは?

  3. 最適なタイミングとは? 卵子が受精できるのは24時間

  4. タイミング法では排卵後の受診が必要?


タイミング法って? どう取り組むのがベスト?


不妊治療の第一段階で取り組むことが多い「タイミング法」。まずはどんなことをするのか知っておきたいですね。


 


“排卵日をあらかじめ予測して性交を行う時期を指導するタイミング療法は、不妊治療の基本ともいえます。


ひと通り検査が終わった後、ホルモンの異常などがなければ、まずは自然の排卵に合わせてタイミングをとっていただきます。


 


たとえば「タイミング療法を6カ月」という目標を立てた場合は3、4回自然で行ってみて、それで結果が出ない場合はお薬を使うなど、条件を変えて2、3回行ってみるようにします。


 


薬は排卵を誘発するものや黄体ホルモンを補充するものなど、必要最低限のものを選んで使用。もともと異常がある方には、最初からそのようなお薬を使うことになります。”


 


排卵日に合わせて夫婦生活を行い、自然妊娠へとつなげるのが妊活のスタートということですね。



"排卵誘発剤はいろいろな種類があるので、同じお薬を毎月同じように使っていくのではなく、結果を見ながら他のものを加えたり、変えてみるなど、変化をつけて経過を見ていきます。"


タイミング法|不妊治療



タイミング法のための検査とは?


では、タイミング法を実行するためには、婦人科クリニックでどんな検査を受ける必要があるのでしょうか? 


 


“タイミング法とは、病院で排卵日を正確に予測し、性交渉をして妊娠につなげる治療です。一般的には、3つの検査で排卵の自然現象を観察しながら、排卵日を予測します。


 


①卵巣内の卵胞の大きさをエコーで観察


②黄体ホルモン濃度を血液と尿で検査


③おりもの(頸管粘液)の状態を検査


 


エコー検査は2~5㎜の小さい卵胞も観察できるので、排卵日予測にはかなり有効です。また、黄体ホルモンが急激に増えることを「LHサージ」と言います。このLHサージが起こるタイミングをつかめれば、排卵日を予測することができます。LHサージを検知するために実施するのが血液と尿の検査です。さらに、おりものの量や状態でも排卵日を予測できるので、頸管粘液をとって顕微鏡による検査を行います。”


 


自宅では市販の排卵検査薬で調べることも可能ですが、やはりきちんと検査することでより詳しい情報が得られそうですね。



"市販の排卵検査薬は、先生に言われた排卵日に確信を持つために使ったり、病院は排卵日の2~3日前に受診するのですが、その目安に使うと便利です。"


妊娠率が高くなるタイミングはいつですか?



最適なタイミングとは? 卵子が受精できるのは24時間


成熟した卵子が卵巣から排卵されてから受精できるのはごく限られた時間だけとよく言われますが、排卵日前後のどんなタイミングで夫婦生活を持つのが最適かというのは、なかなか難しい問題のようです。


 


“一般的にタイミング法の場合は、排卵日の4日前?前日までが妊娠しやすいと言われています。なかでも有名な欧米のデータによると、排卵日の2日前の妊娠率がもっとも高いとされています。精子の寿命は2日程度なのに対し、卵子の寿命は排卵後約24時間以内と言われています。排卵当日から妊娠率は低下しますので、排卵日までにタイミングをとることがポイントになります。”


 


“排卵が近づくと卵胞の大きさは18?20㎜、子宮内膜の厚さは10㎜前後になります。わかりやすい排卵の兆候としては、透明で伸びるおりものが増えたり、下腹部に痛みを感じることがあります。一般的には、この時期を排卵が近い目安としてタイミングをとっていただくといいと思います。”


 


“一般的な目安として、28日周期の人であれば生理が5?6日目に終わり、その1週間後に排卵します。生理後2日に1回のペースでタイミングをとっていれば自然排卵で妊娠することもあります。先生にいわれたピンポイントの日だけではなく、卵胞が育ってきたら自主的にタイミングをとるようにしましょう。”



"●生理終了後は排卵までに2日に1回のペースで自主的にタイミングを。
●4〜6回のタイミング法で結果が出ない場合は人工授精の検討も。
"


タイミングのとり方が合っているかモヤモヤします



タイミング法では排卵後の受診が必要?


タイミング法は、特別な投薬や治療をしていない段階でも排卵後にクリニック受診が必要と言われる場合があります。それはなぜなのかについてご紹介しましょう。


 


“不妊治療を受けている患者さんのうち、エコーで診ると卵胞は発育しているけれども、排卵していないという患者さんが、だいたい5、6人に1人くらいいるといわれています。それが単発性といって、時々起こる方と、ずっと続いて起こる方がいらっしゃるわけですけども、ずっと起こるケースは稀ですので、当院ではだいたい2回くらいはチェックするようにしています。(中略)排卵が確認できたら、後は通院なしでしばらく様子を見ることもあります。”


 


“たとえば黄体機能の検査については、1回の周期だけで判断できないこともありますので、もし1回だけしか検査をされていないのなら、あと1、2回は必要かなと思います。ホルモン検査は通常、黄体期と卵胞期の2回に分けて行うのですが、実際にどこまで調べておられるのかが気になるところです。もし黄体機能が乱れているのであれば、ホルモン剤、あるいは排卵誘発剤を投与し、卵胞の発育の段階から調整することで黄体機能が整います。”



"卵管や卵巣に問題がなく、排卵誘発剤を使いたくないという方であれば、当院のステップとしては、ご主人の精子に異常がなくても人工授精をご提案することがあります。あらゆる治療の可能性を探るためにも排卵後の検査や診察は大切なものなのです。"


タイミング療法の排卵後の受診は必要でしょうか?



いかがでしたか? タイミング法は妊活の大切な一歩であり、パートナーとの協力がとても大切な方法です。かかりつけの先生と一緒に、知識を味方につけて2人でじっくり取り組みたいですね!


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