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質問者: あすかさん(35歳) |
その時、メンバーの中で働いていないのは私だけでした。
私と夫は同じ会社で知り合ったのですが、結婚後すぐに夫が地方に転勤になり、転勤先には私が勤められるポジションはなかったのでそのまま辞めてしまいました。女性が働き続けることには未だに時代遅れなところもある会社で、社内結婚した夫婦は結婚か出産のどちらかのタイミングで妻の方が退職することが多い職場でした。その後も妊娠するまでは派遣会社に登録して働いていましたが、妊娠後は主婦業に専念しています。そして現在は、夫がまた本社へ転勤となり、都内の賃貸マンションに住んでいます。私も夫も実家は地方にあり、現在まで主婦業をしてきて、親が近くにいない状態で働き続けることは難しいなと思い、毎日深夜帰宅で頑張っている夫に感謝しつつ、２人の子の育児に専念しています。また、出産後に知り合ったママ友たちも専業をしている人がほとんどで、幼稚園はどこにするか、といった相談をしていました。都内といっても都心からは離れているので、いわゆるお受験幼稚園は全く視野には入っていません。
そろそろ幼稚園の願書を出さなくてはいけないけど、園によって方針がいろいろだからやっぱり迷ってしまう、ということを会話の流れで私が言った時に雰囲気が変わりました。
いまどき幼稚園って何のためにあるんだろうね？とメンバーの一人A子が言ったのです。
集まった仲間のうち、AとBはワーキングマザーで、子どもは保育園に通っています。
Cは結婚していますがまだ子どもはなく、Dは独身、そして私という５人で集まっていました。
そうだよね。幼稚園に入れるってことは、私は働くつもりはありません、夫に養ってもらって当然です、って公言しているようなものだよね、とB子も言いました。
介護とか病気とかでどうしても働けないってことがあるかもしれないけど、その場合は保育園に入ることができるよね、つまり、働くつもりはないって女性がいなくなれば幼稚園の必要性がなくなるよね、でも幼稚園があってそこにかよう子どもがいるってことは、やっぱり働きたくない女性がいるからニーズがあるんだよね。と。
そういえばニュースでも、働き続けてもらうために保育所を増やしたり、子ども園にしたり、女子大生のキャリア教育でも専業主婦になることのリスクについて教えているのにね・・・とC子やD子も言いました。C子は妊娠しても家庭に入るつもりはない、そもそも両立が可能な会社に入ったし、両立が可能な職種の夫と結婚したのは仕事を辞めずに済むからだ、というのです。D子の会社も子どもができて辞める女子社員はいまどきいない、男性社員の奥さんは専業主婦もいるけれど、社員の家族も集まるBBQなどで奥さんをみるとヤンキーっぽかったりなんだか浮世離れしていたり・・・あんな風にはなりたくないと。
だから、どうして幼稚園に入れるの？とまたも聞かれてしまったので、
私の現状ではフルタイムでは働けない、でも幼稚園には預かり保育もあるから仕事を始めた人も多いし、私も下の子が入園したら考えたいと思ってるよ、というと、何それ？パートのレジ打ちかファーストフードでもやるの？結局そうなっちゃうんだねー、それでいいと思ってる女がいっぱいいるから、いつまでも私らが白い目で見られるんだよね、とA子。
幼稚園のママってさ、私は「教育」受けさせてます、自分でちゃんと子ども育ててますっていうけど、その教育費も稼げないくせにね、とB子。
だから、子ども園とかいわないで幼稚園をなくして小学校前は保育所で統一すればいいのにね、とC子。
でも、文部科学省のおえらいさんの奥さんは専業主婦で子どもは幼稚園だから、やっぱり文科省の管轄にある幼稚園は無くせないんじゃない？保育所を管轄してる厚労省だって、偉い人の子どもは幼稚園だろうし。それこそ私立で小学校もみんなエスカレーターの、とD子。
私は途中から何も言えなくなり、帰ってきてから夫の前でワンワン泣いてしまいました。
せっかく大学出てるんだからしっかりしなくちゃ（確かに、私も友人たちも誰もが知っている一流私大の出身です）後輩にたいしてもそれではモデルにならないよ、あなたはパートして幼稚園ママで終わる器なんかじゃないよ、と言われた数々の言葉が突き刺さっています。
（蛇足の情報かもしれませんが、専業主婦ママ友には、国立大卒や大学院卒の方もいます。働き続けられない事情があったのできっぱりやめたけど、また時期がきたら仕事再開したいね、と言っていました）
それから、ランチの間に私から一言も、A子やB子を批判するようなことは言っていません。
がんばってるね、すごいね、と言っただけです。
仕事と育児を両立されているお母さん、幼稚園は世の中から不要ですか？
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