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妊娠中のアロマはNG?妊婦のラベンダーリスクについて

コラム 妊娠・出産

妊娠中のアロマはNG?妊婦のラベンダーリスクについて

妊娠中のアロマはNG?妊婦のラベンダーリスクについて

2015.6.25

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アロマに心癒され、リラックス効果を求める女性は多いことでしょう。妊娠中にアロマを使用したいけれど、よくない作用があるのではないかと心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。


 


妊婦さんからの相談:「ラベンダーの香りはよくない?他のアロマは?」



現在妊娠2カ月ですが、つわりで常に気分が悪い状態です。妊娠前からアロマが好きだったので、つわりに効くものを調べたところ、ラベンダーの香りが妊婦によくないという情報を目にしました。諸説あるようですが、なぜラベンダーがよくないのでしょうか。また、他にもよくないアロマはありますか。知らずに使用していないか不安です。(30代・女性)



ラベンダーは妊娠初期に影響するといわれます


ラベンダーの持つ通経作用やホルモン作用が、妊娠初期に流産などの影響を与えるといわれています。他にも避けた方がよいアロマがありますが、いずれも直接皮膚につけるのではなく香りを楽しむ程度なら問題はないでしょう。



ラベンダーには通経作用があり、特に妊娠初期は子宮を刺激するので避けた方がよいといわれます。バジル・カモミール・ジャスミン・ペパーミント・フェンネル・シナモンなども同様です。これらは、アロマオイルやアロマバスとして使用すると成分が皮膚から吸収され、毛細血管を通して全身にいきわたるため避けた方がよいのですが、お香として、またはお風呂に数滴たらすなど、一時的に使うのであれば問題ないでしょう。(産科看護師)




ラベンダーはリラックス効果があるので、ホルモン分泌に作用して流産を起こしやすくするという説があります。しかしこれは医学的に証明されているものではありません。一般的に、アロマオイルを肌に直接塗ると好ましくない影響が出る可能性がありますが、芳香浴であればどんなものでも問題はないといわれています。(内科看護師)



アロマの効果を知り、身体の状態に合わせて上手に使いましょう


アロマの作用には、妊娠中特有の状態を促進させ、子宮や赤ちゃんに影響を与えるものがあります。妊娠の段階や身体の状態に合ったアロマを選び、効果的に使うとよいでしょう。



アロマの作用には鎮静効果の他に、ホルモン作用や通経作用といって月経不順に働きかけるもの、血行を促進するものがあります。妊娠中は血流が増えホルモンバランスを崩しやすい状態なので、血行促進作用やホルモンに働きかけるものは、流産を促したり、赤ちゃんに影響を与える場合があります。自分に合ったアロマを効果的に使用し、心配なときは、購入店や主治医に相談してください。(産科看護師)




妊娠期全般で使用可能なアロマは、オレンジ・グレープフルーツ・真正ラベンダー・タンジェリン・ティートリー・ネロリ・プチグレン・フランキンセンス・マンダリン・ユーカリ・レモン・ローズウッド、妊娠4ヶ月以降ではイランイラン・カモミール・サンダルウッド・ゼラニウム・メリッサ・ラベンダー、妊娠7ヶ月以降ではサイプレス・ジャスミン・フェンネル・パチュリ・ペパーミント・マジョラム・ローズ・ローズマリーです。(内科看護師)



ラベンダーは妊娠初期に影響を与えるといわれていますが、香りを楽しむ程度なら問題ないようです。他のアロマも身体の状態や妊娠時期に合ったものを選び、効果的に取り入れるとよいでしょう。心配なときは購入店や主治医に相談してください。




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