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更年期が始まる前に知っておきたい「上手な過ごしかた」

インタビュー 女性の病気

更年期が始まる前に知っておきたい「上手な過ごしかた」

女性にはつきものの更年期。いきいきと過ごすための知識を、水本レディスクリニック院長の髙田佳世子先生に伺いました。

2018.10.4

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更年期とは?女性の体のメカニズム


閉経とは、最後の月経から1年間、月経が来ない状態を言います。その前後各5年間を「更年期」というので、日本人の閉経の平均年齢が50.5歳ですから、およそ44~55歳の10年間ぐらいがその時期に当たります。
女性の体では思春期になるとエストロゲンとプロゲステロンという、2つのホルモンが分泌され、月経や妊娠、出産といったライフイベントだけでなく、日常の心身のバランスも支えています。女性ホルモンは、心と体の潤滑剤なのです。しかし、女性ホルモンは30代前半をピークとし徐々に減少し始め、40代に入ると更に減少、中盤には急減。この変化が、体や心にさまざまな影響を及ぼします。「更年期症状」は、気持ちがふさぎ込んで家事や育児が手に付かない、ほてりが出る、眠れないなどさまざまですが、それらが日常生活に支障が出るものを「更年期障害」と呼びます。


更年期を迎える前兆とは?


以前よりも月経が不順だから閉経? 更年期? と考えて受診される人は多いですが、それだけが前兆というわけではありません。経血の量が減る、ダラダラ続く、止まらない、といった月経の変化のほか、肌の状態が悪くなったり、プライベートも仕事もやらなければならないことをたくさん抱えているのに思うように動けず、メンタル的に落ち込みやすくなったり、といったようなことが起きてきます。
ちょうどこの時期は女性のライフサイクル的に、子育てや仕事、介護などで多忙な時期。最初は「単にストレスがかかったからかな?」と考えてしまうことも少なくないのですが、若い頃にはすぐに回復できたことができなくなったり、立ち向かうエネルギーがわいてこない、というときには、女性ホルモンが関係していると考えられます。また女性ホルモンと関わりのある自律神経のバランスも影響しています。
本人だけではなかなか気付けず、周りの友達や家族に相談しているうちに「更年期では?」と言われて来院される方も少なくありません。一人で症状を悪化させてしまう前に、不調を感じたら周囲に相談してみるといいでしょう。


信頼して相談できるホームドクターを


更年期に限ったことではありませんが、初潮を迎えたら、月経そのものだけでなく、その後の妊娠、出産、更年期と変化する体全般のことについて、相談できるホームドクターを見つけておくこと。そして、定期的ながん検診を含め、月経不順などが起こったら、その都度相談するのが理想です。
誰でも、自分の体に未知のことが起これば不安になります。客観的に状態を把握するために血液検査などが必要なこともありますが、まずはホームドクターに話し、体の変化を確認するだけでも、解決の糸口が見えてくると思うのです。
子育てや仕事で忙しくなってくると、出産後はなかなか病院に行く時間が取れなくなりますが、これから起こる自分の体や心の変化を知る意味でも足を運んでいただきたいと思います。


人生の後半戦をいきいき過ごすために


更年期の症状によってはホルモン補充療法が効果的ですが、状態により受けられる人と受けられない人がいるので、クリニックで相談しながら治療方法を見定めていただきたいですね。
そして、それ以上に大切なのが更年期を「上手に過ごす」こと。家族や仕事のためだけでなく、自分のための趣味や楽しみを見つけて過ごす。また、更年期は、骨密度が一気に減ったり、血圧が上がったり、コレステロールが上がったりと生活習慣病にもなりやすくなります。そのことを理解して、適度な運動や食事、定期的な健康診断を受けておくこと。人生の折り返し地点に立つ自分自身を見つめ直し、健康に過ごしていくために、友人と積極的に交流を持ったり、やりがいのあるものを見つけていくことも、とても大切なのです。上手に乗りきり、残りの人生もハッピーに過ごしましょう。


お話を伺った先生のご紹介

院長 髙田佳世子先生


福井医科大学医学部卒業 福井大学病院、浜松医科大学病院、社会保険浜松病院産婦人科医長、浜松赤十字病院女性外来産婦人科を経て、平成21年水本レディスクリニックを開設。産科、不妊・内分泌の治療はもちろん、美容医療を研究の経験を生かし、美容・お肌の外来も開設。女性のライフサイクルを考えた視点でアドバイスしてくれる。日本産婦人科学会産婦人科専門医 母体保護法指定医。浜松医科大学臨床講師としても活躍。

≫ 水本レディスクリニック

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