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AMHが低めです。喫煙など生活習慣の影響でしょうか?

コラム 不妊治療

AMHが低めです。喫煙など生活習慣の影響でしょうか?

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2020.6.30

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※2020年5月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.46 2020 Summer」の記事です。


sakuraさん(41歳)からの相談
●︎︎︎低AMH(0.54ng/ml)です。望みはありますか
低刺激療法(内服)で成熟卵胞1個。採卵1回で変性卵でした。「AMH=妊娠率」とはいえないと説明を受けていますが、やはり、そもそも卵巣機能が低すぎるので、なかなか難しいのかなと思っています。次のクールを迎えるにあたり、自助努力できることがあれば取り組んでいきたいです。実は治療を始める直前まで喫煙習慣がありました。内服治療が始まってからは一切喫煙していませんが、そういった生活習慣もAMHと影響ありますでしょうか。

お話を伺った先生のご紹介

岡 親弘 先生(東京HARTクリニック)


慶應義塾大学医学部卒業。その後、同大学産婦人科に入局。不妊症・不育症の研究治療を行い、「ローズレディースクリニック等々力」院長を経て、2000年に不妊症専門クリニック「東京HARTクリニック」を開院。2005年アメリカ生殖医学会にて、ヒト胚盤胞のガラス化保存法とASの有効性についてHARTグループとして発表し、日本人で初めて表彰される。

≫ 東京HARTクリニック

AMHの値が低いと妊娠率も低いのでしょうか。


AMH(抗ミュラー管ホルモン)は卵巣の前胞状卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣の予備卵の数を示します。sakuraさんの現在の数値は0.54
ng/mlということですね。1.0 ng/ml以下だと卵巣に残っている卵子が少なくなっていると考えられるので、確かに低い数値といえるかもしれません。
卵子がたくさん採れない可能性があり、チャンスは少し減ってしまいますが、妊娠の可能性はあると思います。
実際に当院でも、AMH値が0.02ng/mlの患者さんが二人のお子さんを妊娠・出産されたことがあります。また、42歳で0.3 ng/ml方が9個採卵できて出産まで至ったというケースも。逆にAMHは2ng/mlあっても、子宮内膜症などがあると卵子が3、4個しか採れないということもあります。
このようにAMHの数値がすべてではありません。周期によって値が異なることがありますし、卵子の質を意味しているものではないのですね。
妊娠率を示す検査ではなく、残っている卵子の数を予測する目安と考えていただくといいでしょう。なぜ治療前に測るのかというと、体外受精のスケジュールを作るのに非常に有用だからです。


どんな治療を選択すれば、妊娠に少しでも近づけますか?


低刺激による採卵で変性卵だったとのこと。まだ採卵1回目、方法はほかにもあります。AMH値0.5
ng/ml前後でも7、8個卵子が採れる方もいらっしゃいます。
確保する卵子の数が多ければそれだけ妊娠のチャンスは増えますから、次はアンタゴニスト法などでフルに卵巣を刺激して、6個以上卵子が採れるように目指していったらどうでしょうか。とにかく、いろいろ試してみないとわかりません。


喫煙習慣がAMHに悪影響を与えることはあるのでしょうか。


影響があるという報告もありますが、もっとも反映されるのは年齢です。これまでの生活習慣を後悔しても元に戻ることはないので、とにかく今は治療に集中することが一番ですが、もし喫煙習慣や肥満があるのなら、これ以上体の状況を悪化させるような要素は取り除いたほうが好ましいと思います。
妊娠の可能性はありますが、年齢を考えればここ1年が勝負なのでは。試せる方法にトライして、質のよい卵子の確保を目指していただきたいですね。



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出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.46 2020 Summer
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