HOME > 不妊治療 > その他 > カンジダ症治療中。膣錠を入れたままで子作りしても大丈夫?
HOME > 不妊治療 > その他 > カンジダ症治療中。膣錠を入れたままで子作りしても大丈夫?

カンジダ症治療中。膣錠を入れたままで子作りしても大丈夫?

コラム 不妊治療

カンジダ症治療中。膣錠を入れたままで子作りしても大丈夫?

「やはり今周期は見送らなくてはいけないのでしょうか? 1周期も無駄にしたくないので、とても残念ですが…。アドバイスをお願いします。」

2015.1.15

あとで読む



相談者

しもんぬ さん(34歳)


カンジダにかかり、今日膣錠を入れてもらいました。1週間持続するそうで、また1週間後に膣錠を入れるみたいです。先生は、カンジダ中でも子作りや妊娠に影響はないといっていました。排卵日が近いので、明日の夜にタイミングをとろうと思っていますが、今日膣錠を入れた状態で、明日セックスをしても大丈夫でしょうか? 1週間効果が持続すると聞いて少し気になっています。やはり今周期は見送らなくてはいけないのでしょうか? 1周期も無駄にしたくないので、とても残念ですが…。アドバイスをお願いします。




-- ジネコに寄せられる質問の中でも、特に関心の高い内容です。実際、膣錠を入れた状態でセックスしても大丈夫なのでしょうか?


生田先生: 基本的にはしていけなくはないですが、すると薬が出てしまいますね。しかも、しもんぬさんが今回、使われた薬は1週間に1錠を膣の奥に挿入したまま使う600ミリのものではないかと思いますが、妊娠する可能性がある人には、基本的にこの膣錠は使わないものだと思いますね。


-- そうなんですね。通常はどのような薬を使うべきなのでしょうか?


生田先生: 1日1回、毎日寝る前に入れるタイプの薬を使うのが一般的です。それですと普通に機会を持っても、昨日入れた薬はほとんどもう出てしまっていますから、精子は普通に入っていきますし、妊娠を妨げるようなこともありません。

ところが、600ミリのものというのは、膣の奥のところにずっと1週間残っているものですから、機会を持つと薬自体が引っ張り出されて取れてしまうので効果がなくなってしまいます。出てこないにしても、機会を持たれると、精液が薬に混ざってしまって効果も薄れてしまいます。

要するに、今の膣錠を入れたまま機会を持たれると、薬の効果としても、妊娠する可能性としても、どちらも効果が薄くなるということです。


-- 膣錠の影響で何か害があるということはないのでしょうか?


生田先生: それはありません。妊娠中にもカンジダにかかって薬を使うことはあるくらいですから、薬によって妊娠や胎児へのリスクがあるかというと、それは心配いりません。カンジダ自体、治療する方法は膣錠の使用が原則です。きちんと治しておかないと外陰部が荒れたり、ひどい痒みがあったりしますから、これは不妊治療中でもやはり同時に治療しておくべきです。

また、男性への影響も少なからずありますので、機会を持った後は、シャワーを浴びて清潔な乾燥した状態にすることが大切です。心配でしたら、外陰部に塗る薬を男性も塗っておけば何もおきません。

結局、カンジダ菌とはカビの一種ですから、男性の場合はうつっても、そのような対処で1日もあれば治ってしまいますが、女性の場合は、温度と湿度が保たれている膣の中で繁殖するためひどくなるのです。


-- なるほど。しもんぬさんの場合は、今周期はやはり諦めざるをえないでしょうか?


生田先生: そうですね、今回は機会を持ってもかまいませんが、あまり妊娠への期待はできないかもしれませんね。もしくは排卵が近くなったところで薬を取ってもらってもいいかもしれません。その後、改めて毎日使う膣錠に変えるのが良いのではないかと思いますね。




生田 克夫先生


名古屋市立大学医学部卒業。名古屋市立大学産科婦人科学教室助教授、名古屋市立大学看護学部教授などの経歴を重ねたが、不妊に悩む名古屋の方たちの役に立 ちたいという思いで、教育者の立場を辞して独立。地元・名古屋の中心部、栄に開院し、1986年から体外受精の現場を歩いてきた経験と穏やかな人柄で、数 多くの患者さんを妊娠に導く。年々、体力作りの大切さを感じるという先生。「腕立て伏せと懸垂を毎日各10回は続けようと思っているのですが、これがなかなか…( 笑)。日課の犬の散歩が良いウォーキングになっています」




あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top