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注射を受けるにつれて卵胞の状態や体調が悪くなっている気がします

コラム 不妊治療

注射を受けるにつれて卵胞の状態や体調が悪くなっている気がします

「今まで定期的にあった生理も排卵もずれてきているので、不安になってきました。本当にこの治療を続けていって大丈夫なのでしょうか。」

2015.3.4

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相談者
コアラ11 さん(37歳)
1カ月半前から本格的に不妊治療を開始。子宮卵管造影検査では「子宮が小さいけれど問題はない」といわれました。生理開始7日目からプレマリン®を1週間内服。その後、卵胞がないということでクロミフェンを処方され、さらにプレマリン®を1週間追加(クロミフェンは怖くてあまり飲みませんでした)。4日後にフォリルモン®を注射しましたが、「卵胞はたくさんあるが育っていない」ということで、また注射をし、それでも育たず、今度はフォリスチム®を注射(副作用があるため、弱めの薬に替えたとのこと)。それでも卵胞は育たなくて、4日後にまた注射しました。ホルモン注射を受けるにつれ、卵胞がたくさんできたり、頭痛や下腹部痛があったり……。今まで定期的にあった生理も排卵もずれてきているので、不安になってきました。本当にこの治療を続けていって大丈夫なのでしょうか。



卵胞がたくさんできてしまったり、生理や排卵の時期がずれるなど、これらはホルモンの薬や注射をしているから引き起こされたのでしょうか。


大島先生:コアラ11さんは子宮卵管造影検査で「子宮が小さい」といわれたそうですね。生理周期は28日で正常範囲ですが、期間は2~3日で経血量も少ないとのこと。子宮は女性ホルモンでふっくらします。それが小さくしぼんでいるような状態、さらに経血も少ないということは、もともと女性ホルモンの分泌がうまくいってないのかもしれません。また、卵胞がいっぱい見えるということは、ちょっとした刺激で卵巣が反応してしまうような多嚢胞性卵巣の疑いもあります。

生理や排卵の時期がずれるというのは、クロミフェンや注射などの排卵誘発剤を使って人為的に卵胞を育てようとしているので、少し遅れるなど、ある程度のズレが生じてしまうことはあるのでは。これはあまり気になさらなくていいと思います。


頭痛や腹痛に関してはどうでしょうか。


大島先生:これは薬の副作用だと思います。頭痛や下腹部痛は内服薬のクロミフェンでも、フォリスチム®などの注射でも起こりがちな症状です。不安に思われているかもしれませんが、これらは一時的なもので、薬をやめればなくなりますので心配されることはないでしょう。


では、今後もこのような治療を続けていっても問題はありませんか?


大島先生:クロミフェンから注射へという流れはいいと思いますが、プレマリン®の使い方に少し疑問を感じますね。クロミフェンの後にプレマリン®を追加されたのはなぜでしょうか。排卵誘発のためにプレマリン®を使ったということでしたら、非常に稀なやり方ですね。卵巣機能がほとんど働いてない方なら使うケースもあると思います。

クロミフェンを飲むと頸管粘液の分泌が悪くなったりするので、それを防ぐために女性ホルモンを補充しようということでしたら、プレマリン®ではなく、一般的には注射で卵胞を育てて女性ホルモンを分泌させます。担当の先生もそれはやっていらっしゃいますね。

ですから、最初からクロミフェン+注射という方法でよいのではないでしょうか。生理3日目からクロミフェンを飲んで、8日目、10日目に注射を打ち、12日目以降は1日おきに卵胞の大きさや卵巣の腫れなどの状況を見ながら注射を打っていく。初回はどうしても卵胞がたくさんできると思います。卵胞が育たなければ1回お休みして、次の周期にまたトライを。卵胞の状態を整えたり、反応が正常に戻るには2周期くらいかかると思います。ですから、あまりあせらないように。おそらく、よくわからないまま進んでしまい、不安を感じられているのでは。治療の目的や薬の作用機序、副作用など、先生からきちんとご説明を受ければ安心されると思います。


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.25 2015 Spring
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大島 隆史先生


自治医科大学卒業。1982年、新潟大学医学部産科婦人科学教室入局。産婦人科医として3年間研修後、県内の地域病院の1人医長として4年間勤務。1992年、新潟大学医学部において医学博士号を授与される。新潟県立がんセンター新潟病院、新潟県立中央病院勤務を経て、1999年、大島クリニックを 開設、院長に就任。今年追求したいテーマは「2人目不妊」。続発性不妊の人にどんな方法で治療したら、どのくらいの確率で妊娠するか、症例を集めて検証していきたいとか。プライベートでは全国の名湯の温泉巡りをしたいそうです。






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