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妊娠中に自転車に乗ると流産のリスクが高くなるって本当?

コラム 妊娠・出産

妊娠中に自転車に乗ると流産のリスクが高くなるって本当?

妊娠中に自転車に乗ると流産のリスクが高くなるって本当?

2015.7.16

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エコで運動にもなる自転車は、ママに限らず多くの人が移動手段として取り入れています。ただし、転倒などのリスクもある自転車の利用について悩む妊婦さんからの質問に看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。


 


妊婦の自転車使用についての相談:「妊娠中は自転車に乗って良いのでしょうか?」



現在妊娠4カ月で、毎日自転車に乗っています。そろそろ自転車はやめたほうがよいという方もいれば、2人目を妊娠した時は1人目を前に乗せて予定日の3日前まで普通に乗っていた、という方もいます。本などで調べても、振動がよくないという説や、妊娠後期はバランスが取りづらくなるのでやめたほうがよいという説明もあり、疑問に思っています。妊娠中は自転車に乗ってよいのでしょうか。(20代、女性)



妊娠中の自転車は避けましょう


自転車に乗ると振動がお腹に伝わり、転ぶ可能性もあります。また、ペダルをこぐと腹圧がかかり早産につながることもあるため、妊娠中の自転車は避けたほうが良いでしょう。



おっしゃるように自転車は振動が直にお腹に伝わりますし、転ぶ可能性もあります。賛否両論ありますが、妊娠中は普段の生活でも流産、早産の可能性がありますから、少しでも危険と考えられるものは避けたほうがよいでしょう。(産科・婦人科看護師)




自転車は、妊娠中は原則的には禁止です。妊娠の中期までには、全体の15%ほどの頻度で原因不明の流産が起こると言われています。妊娠初期は流産を起こしやすい時期なので、自転車は控えていただくように指導をしています。ただでさえ、初期の流産の場合、自身に問題があったのではないかと悩むお母さん方が多いのも事実です。後に後悔するよりも、潔く乗らないとした方が良いでしょう。(産科・婦人科看護師)




中期を過ぎるとお腹が大きくなり、バランスがとりにくくなります。それにより、転倒する危険が高まります。特に自転車は振動が伴いますし、ペダルをこぐ際に腹圧がかかり、早産につながることがあります。後期に入った段階で自転車に乗ることは、全面的に禁止となります。(産科・婦人科看護師)



適度な運動を取り入れましょう


自転車は移動しながら運動もできる乗り物でもあります。自転車に乗らない分、散歩やストレッチなどで身体を動かすようアドバイスがありました。



妊娠中の自転車は控えたほうが良いですが、適度な運動は体重増加を防ぎ、安産にもつながるとも言われています。自身や赤ちゃんに負担が少ない方法で、身体を動かすようにしていただきたいです。(産科・婦人科看護師)




妊娠中の運動量は普段の家事に加え、30分程度の散歩と言われています。それだけでは物足りない場合は、軽い体操やストレッチ、マタニティースイミングやヨガなどされてもかまいません。ただし、お腹が張るとき、出血がある時とき、医師から運動の制限があるときは必要以上に身体を動かさないようにしてください。運動量については、妊娠の経過をみながら主治医と相談して決めた方がよいでしょう。(産科・婦人科看護師)



自転車は転倒のリスクがあり、振動がお腹に伝わりますので妊娠中の利用は避けたほうが良いでしょう。ただし自転車は運動できるという側面もあるので、自転車を控える代わりに散歩などで運動を取り入れると良いようです。






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