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急増!「グリーンネイル」に気をつけて!

コラム くらし

急増!「グリーンネイル」に気をつけて!

プロティア・ジャパン用コラム

2015.11.27

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 急増!「グリーンネイル」に気をつけて!


最近「グリーンネイル」という言葉を耳にしませんか?爪が緑色に変色してしまう症状で、ジェルネイルを楽しむ人が増えるとともに、ここ数年急増している爪のトラブルです。

緑色になる原因は、緑膿菌への感染。緑膿菌は、洗面所やキッチンなどの水回りに存在するありふれた常在菌のひとつで、普段は特に害になるものではありませんが、増殖しやすい水分や温度などの条件が整うとグリーンネイルの原因になります。また、体の免疫力が落ちているときなども要注意。爪が常に湿っていたりするとグリーンネイルになりやすくなります。

ジェルネイルを楽しむ人にトラブルが多いのはそのため。ネイルをして2~4週間すると爪とジェルの間に隙間ができ、浮いてくることがあります。その隙間に水が入り込むと、ムレや湿気で緑膿菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。

グリーンネイルは特に痛みなどの症状がないため、ネイルを交換するときまで気づかないことも多いようです。ジェルネイルは長持ちするのも魅力のひとつ。多少浮いてきても、見た目などに大きな影響がないため、交換時期がくるまでそのまま楽しんでしまいがちです。ただし、長くつけているほど、少なからず地爪には負担がかかっているのも事実。これはスカルプチュアやつけ爪を楽しんでいる人も同じです。

では、グリーンネイルになってしまったら、どうすればいいでしょう!?爪の変色に気づいたら、まずはネイルをオフし、爪を清潔に保ちます。乾燥させることで菌は減るため、水を使った後はしっかり乾燥させることが大切です。見た目が悪いからと、ネイルを続けることは絶対に避けたいもの。

それでも改善が見られなかったり、緑色が濃い場合は皮膚科などでの治療が必要となります。グリーンネイルは爪にカンジタ菌が感染する爪カンジタ症が元病となって、二次的に緑膿菌が感染しているケースも。そうした場合は元の疾患を治療しなければ、自然治癒は望めません。症状を悪化させないためにも、「もしかしてグリーンネイル!?」と思ったら、自己判断せず、一度皮膚科などを受診するのがオススメです。

グリーンネイルを未然に防ぐには、ジェルネイルやスカルプチュアの浮きをそのまま放置せず、浮きが広がる前に外すことが重要です。その際も、無理に自分で剥がしたりせず、サロンで適切なお手入れを受けるようにしましょう。オフがすぐにできない場合は、浮いている部分だけでもカットするか削っておきます。

ネイルの浮きを防ぐには技術、知識、衛生面で信頼できるサロン、ネイリストを選び、日常的には爪周りの保湿ケアもポイントに。水仕事でゴム手袋を使ったり、手洗いをしたらしっかり拭き取るなど、普段から爪に水気が残らないように気をつけましょう。

最近のグリーンネイルの急増は、自分自身や友人・知人向けにネイルを楽しむセルフネイラーやホームネイラーが増えていることも一因と言われています。痛みがないし、いざとなったらネイルで隠せるからなどと侮っていると、他のトラブルにつながる恐れも。ネイルを長く楽しむためにも、正しい認識を持って、爪の健康にも配慮していくことが大切です。

文/蕨 康子





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