※2020年5月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.46 2020 Summer」の記事です。

澤野健史さん（28）/ 佳保里さん（31）夫婦

2017年3月に出会い、8月に結婚。
会社員の健史さんは、学生時代は箱根駅伝に出場経験のあるアスリートでアウトドア派。佳保里さんは介護士。休日は二人で映画やショッピングなどを楽しむことが多いそう。

上郷・森の家　森 勇斗さん

子どもの頃からアウトドアが大好きで、キャンプもよくやっていたそう。大学時代、小学校の体験学習にかかわる活動をしていたこともあって、そんな仕事がしたいなと思い、大学卒業後、上郷・森の家を運営する会社へ就職。趣味はロードバイクでのサイクリング。

まずはハイキングコースを二人で！

チェックインしたら、さっそく敷地内を散策。このキャンプ場は森の中にあり、鎌倉に抜けるハイキングコースも楽しめます。「途中には自然観察センターや、カワセミが生息するいたち川も流れています。初心者でも無理なく歩けるコースですよ」（森さん）

テントサイトでホッとひと息タイム

散策から帰ってきたら、のんびりブレイクタイム。自然の中で飲むコーヒーはまた格別。「こんなふうにアウトドアで会話することがなかったので、ちょっと新鮮」（健史さん）

人生初の薪割りを二人で体験！

薪を自分たちで割る体験もできると聞き、早速チャレンジ。スタッフがやり方をレクチャーしてくれます。すぐコツをつかんでサクサクとナタを使いこなし、薪を割っていく澤野さん夫婦。

夕食に向けてBBQの準備開始！

自分たちが割った薪で火起こし開始。スタッフがやり方を教えてくれます。

二人で初めてのBBQにワクワク

火加減が安定してきたら、大きなバーベキューコンロの上に自宅でカットしてきた肉や野菜などをどんどんのせて焼いていきます。「ソーセージはもっと焼いたほうがいいよ！」「そうかなあ」と楽しそうな二人。

いただきまーす！！

「自分たちで肉と野菜を炭火で焼いて、しかも、それを大自然の中で頬張る！サイコーですね」と佳保里さん。いつもの食材もなぜかとてもおいしく感じます。

テントの中で夜のくつろぎタイム

BBQが終わり、薄暗くなってきたらテントの中へ。虫の声や風の音が聞こえ、ランタンだけが灯ります。いつもと違う空間で、寝袋の二人の会話はまだまだ続きそう。

いつもの街を離れて野山の自然を満喫する

キャンプは楽しそうだけど、「何を準備していいのかわからない」「バーベキューの火はどうやって起こすの？」と、尻込みしてしまう人も多いのでは。そこで、今回は何も用意しなくても楽しめる「手ぶらでキャンプ」をレポート。　

訪れたのは、横浜市にある上郷・森の家キャンプ場。都心から車でわずか１時間の場所にあります。
「このあたりは横浜市とは思えないほど自然が豊か。リスやハクビシンなども生息しています。僕は朝６時半頃、野ウサギを見かけました。自然の中で泊まるとそんなうれしいハプニングも楽しめますよ」とスタッフの森さん。

体験してくれたのは澤野さんご夫婦。佳保里さんはキャンプ経験がないそう。上郷・森の家キャンプ場は、テントが常設されていて組み立てる必要がないため、チェックインのあと、すぐに森さんが教えてくれたハイキングコースを歩いてみました。「横浜なのに、こんなふうに山の自然が楽しめるなんてびっくりだね」と二人。

非日常に身を置くといつもと違う二人になれる

テントサイトでコーヒーを飲みながらしばらくのんびりしたあと、二人はバーベキューの準備に入りました。コンロや炭、トング、食器など必要なものはすべて準備されています。火起こしから調理にいたるまで、わからないことは、スタッフが教えてくれます。

「インストラクターというより、一緒にキャンプに来て楽しんでいる友だちみたいな感じ。何でも楽しそうに話してくれるのでこっちまで明るい気持ちになりますね」と健史さん。
野外でダイナミックに焼いたお肉や野菜を食べるのは初めての佳保里さんは「都会の生活にまみれて視野が狭くなっているところが完全にリセットされました。キャンプのイメージが変わりました。また来たいな！」と楽しそう。

健史さんはそんな佳保里さんの横顔を見つめながら「スタッフがフレンドリーなのもあってか、すごく居心地がよくて、自然に素直になれた気がします。何より彼女がいつも以上に楽しそうなのがうれしい。これを機に二人でもっと自然の中でいろいろ話したいと思いました」。すっかり大自然でのキャンプに癒やされた二人でした。

出典：女性のための健康生活マガジン jineko vol.46 2020 Summer
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