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経血が去年の2月ごろから半分以下に減少。胸が苦しいときもあり閉経が早まるの?

経血が去年の2月ごろから半分以下に減少。胸が苦しいときもあり閉経が早まるの?

経血が去年の2月ごろから半分以下に減少。胸が苦しいときもあり閉経が早まるの?

2015.1.23

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経血が去年の2月ごろから半分以下に減少。胸が苦しいときもあり閉経が早まるの?




相談者

モンチッチ さん(38歳)


【不妊の原因:高齢・受精卵が育たない】
○なんだか疲れやすい
○朝、起きることができない
○ゲップやおならが出やすい
○イライラをため込みやすい
○顔や唇の色が黒ずんでいる
○湯船にゆっくり浸かれない
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○とくにおなかや下半身が冷える
○太りやすい




「気虚」、「気滞」、「血虚」、「お血」、「痰濁」、「陽虚」、「腎精」不足を改善する漢方薬を服用する


中医学の基礎的な考え方ですが、体内には「気(エネルギー)」、「血(血液)」、「水(体液)」、「精(ホルモン)」があり、これらが十分にあってスムーズに流れているのが正常と考えます。これらが不足した状態(虚証)やとどこおった状態(実証)になることがあります。


気になるそれぞれの症状にあった漢方薬で妊娠しやすい体質改善する


モンチッチさんの場合、疲れやすい、朝起きられないのは「気虚」、ゲップやおならが出やすい、イライラをため込みやすい、胸苦しいのは「気滞」、経血量が少ないことから「血虚」、顔や唇の色が黒ずんでいる、肩こりや頭痛があるのは「お血」、太りやすいのは「痰濁」、お腹や下半身が冷えるのは「陽虚」、高齢、受精卵が育たないのは「腎精不足」などが考えられます。これらを念頭に体質を改善するには次のように考えます。

受精卵が育たず年齢が38歳なので、卵子の状態が良くないので、栄養のある血液を補うために「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」を使い、「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」や「血府逐お丸(けっぷちくおがん)」などを服用して血流を改善して行きます。これで卵巣内の環境を改善します。次に「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)」や「八味丸(はちみがん)」で腎精を補って温めます。これで子宮内膜も厚くふかふかにしていきます。

「どうして妊娠しないの?」といつも考えていると気がとどこおり消耗もします。気の流れを改善する「逍遙丸(しょうようがん)」や「開気丸(かいきがん)」で気が身体全体にめぐるようになると、疲れなども解消していくことが多いのです。

それでも疲れや、朝起きにくい状態があるのなら、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」で気を補っていきましょう。


フラフープはおなか周りの運動になり気と血のめぐりも良くなるのでおすすめ


食事の面では体を冷やさないために、アイスやお刺身などの生ものは摂りすぎず、なるべく火を通した物を食べるようにしましょう。

食べ過ぎるのは良くないですが、栄養不足も体を温めることができません。タンパク質、脂質、炭水化物(糖)、ビタミン、ミネラルの五大栄養素を、バランス良く摂るようにしてください。

お腹周りや婦人科系を冷やさないために、腹巻きをする、カイロを入れるというのもいいでしょう。軽い運動として、フラフープをしてみてはどうでしょうか。お腹周りの運動にもなるし、気と血のめぐりも良くなり、イライラや肩こり頭痛が解消されれば、一石二鳥になりますよ。




渡邊 英俊先生


薬剤師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、教員免許を持つ。西洋医学を学び、中国人の漢方専門医師より漢方の神髄を学ぶ。また試験に合格し、学会から「不妊カウンセラー」「生殖医療相談士」に認定される。「35才からの妊娠」「卵子の老化」に取り組み「周期調節法」で実績を上げている。じっくりと時間をかけるカウンセリングが好評で多数の顧客から支持を得ている。




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