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胚が育たず移植できないことに悩んでいます。

専門医Q&A 女性の健康

胚が育たず移植できないことに悩んでいます。

2012.10.22

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☆にこ☆さん(35歳)

今年に入り体外受精を3回しました。
ショート法・アンタゴニスト法での採卵で、
毎回7~8個採取できますが、成熟卵が少なく、
受精しても染色体異常を起こしたり、正常受精卵もフラグメントが多く、胚が2日目以上育たず、3回とも移植できませんでした。
現在の病院ではこれ以上の治療法がないということで、
転院を勧められています。

AMH値も実年齢より5歳上と言われ、もう無理なのではないかと落ち込む日々です。
採卵方法や培養方法が違う病院へ転院することで、授かる可能性があるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。



お話を伺った先生のご紹介

藤野祐司 先生 (なかむらレディースクリニック)


1979年
大阪市立大学医学部卒業

1985年
大阪市立大学医学部大学院医学研究科外科系修了
     新千里病院(現済生会千里病院)産婦人科勤務
1988年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室助手

1989~1990年
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)留学

1993年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室講師

1997年
藤野婦人科クリニック院長・大阪市立大学医学部非常勤講師


医学博士 日本産科婦人科学会専門医
     日本生殖医学会生殖医療指導医

日本産科婦人科学会会員・日本生殖医学会評議員・日本受精着床学会評議員
アメリカ生殖医学会会員・ヨーロッパヒト生殖医学会会員



≫ なかむらレディースクリニック

ショート法、アンタゴニスト法で採卵をされていらっしゃいますが、成熟卵が3〜5個とやや少ない印象を持ちます。
受精卵の発育も2日目以降の発育が思わしくない点、AMH値もやや低い点等を考えますと、排卵誘発法の変更に関しては、クロミッド/hMG法や完全自然周期法などの選択肢もあるのではないかと思います。
またあるいは、体外受精の間隔に関しては、卵巣刺激を2ヶ月おきに繰り返していらっしゃいますが、一度、過剰刺激を受けた卵巣がもとのコンディションに戻るには最短でも70日はかかるとも言われていますので、3〜4ヶ月の間隔を空けてショート法やアンタゴニスト法で再度体外受精を実施されることをご相談されては如何でしょうか?


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