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大学生 ~初めての婦人科~

まとめ 女性の健康

大学生 ~初めての婦人科~

デリケートゾーンにかゆみの症状が出た、大学生のNさん。親や友達などに相談できず、一人で悩んでいたといいます。悩みに悩んだ結果、彼女は初めて婦人科を受診することを決断しました。そして適切な治療を受けることができたといいます。

2020.1.4

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誰にも相談できない…


都内の大学に通う、女子大学生のNさん。今回、笑顔で快くインタービューを引き受けてくださいました。Nさんはどのようにして、婦人科への受診を決意したのでしょうか?

「親はもちろん友達にも相談できませんでしたよね。だから、余計不安を感じ、一人で悩んでいました」とNさんはいいます。Nさんには、もともと生理不順で悩んでいた背景があります。どうして、ちゃんとした周期で生理が来ないのかと精神的にストレスを募らせていたといいます。しかし、不定期でも生理は来ていたので、Nさんは深い問題とは考えずに婦人科への受診までには至りませんでした。しかし、彼女の状況は一変します。



ある日、Nさんはデリケートゾーンにかゆみを感じます。彼女には心当たりがありました。「かゆみを感じた瞬間、心当たりが頭の中にはありました。相手との関係が絶対に親にはバレたくないと考え、余計に誰にも相談できずにいました」「もしかしたら自分は感染症にかかってしまったのではないかと不安に感じました」Nさんはたった一人でインターネットを使い、自分の症状と照らし合わせて、情報収集を始めます。しかし、情報を集めれば集めるほど、サイトをはしごすればするほど、どの情報が正しいのか分からなくなってしまい深く思い悩んだといいます。「サイトごとにのっている内容が違っていました。例えば、病院によっては受診しなくても食事で治すことができるやこういうかゆみであったら受診した方がよい。など余計に困惑するだけでした」

そこでNさんは、自分一人では解決できないと考え、初めて婦人科への受診を決意します。


婦人科を受診するまで


婦人科への受診することを決めたNさん。しかし、インターネットでの情報収集は続けたといいます。「ある程度、自分にはどのような症状があり、その症状から病名も何個か目星を付けていました」下調べをしっかりし、予備的知識を得て、Nさんは初めて婦人科を受診します。

Nさんは総合病院の婦人科を受診することにしました。彼女は、個人でやっている病院やレディースクリニックは避けたかったといいます。なぜでしょうか。「やはり、親にはバレたくないという気持ちが強かったです。そこで、どの病院であれば産婦人科を受診したことがバレないかをインターネットで調べました」Nさんは保険証を提示して受診すると医療費通知が届き、金額や受診した病院名が明記されるという情報を得ます。それだと、婦人科を彼女が受診したことが親にバレてしまいます。それだけは避けたかったので、さらに調べたそうです。結果、総合病院なら病院名だけで何科を受診したことは明記されないという情報を得て、総合病院の婦人科への受診を決意します。

Nさんは受診をする上で少しでも不安な点をなくすために、婦人科での診断・検査内容を下調べしたそうです。さらに、受診する予定の総合病院の婦人科の勤務表をインターネットで検索し、女性が担当してくれる曜日にピンポイントで受診しました。「婦人科を受診すること自体不安に感じていました。だからこそ、受診する際の不安材料をなくすためにも女性が担当してくれる曜日に受診することにしました」

後日、Nさんは総合病院の婦人科を一人で受診しました。


今、思うこと


Nさんに、婦人科を受診した感想を伺いました。「実際に受診して思ったことは、やはり同じ女性の医師でよかったと思いました。受診する前に、問診で聞かれることや検査の内容などは想像がついていました。」そのため、受診前と後でギャップはあまり感じなかったといいます。「でも、もし男性であったら、あらかじめ「男性」と分かっていても、躊躇していたかもしれません。」とNさんはいいます。

「女医さんがとても親切でした。私が生理不順もあったことから強い薬で治療することができませんでした。そのため漢方の服用と食生活の改善で治療していこうと提案してくださいました。」

Nさんはその後、漢方の服用するのと同時に、日頃の食生活や健康面などの生活習慣を意識し始め、改善していきました。「内診を受けることで、自分のカラダに何が足りないのかが分かりました。なので、多かった外食を減らしたり、栄養面を意識し食事をとるようにしました。」Nさんは治療を続けることで、次第にデリケートゾーンのかゆみは収まり、生理も定期的にくるようになりました。

Nさんに婦人科への受診を勧めますかと質問しました。「私の同じ悩みを抱えている方はもちろん、少しでも体の不調を感じている方も受診をした方がいいと思います。私の場合は自分の情報不足という点もあり、精神的に追い詰められていました。不安を取り除くためにも受診をお勧めします。」

また、Nさんは次のようにいいました。「調べていて、しっかりとした情報源・情報提供先があればよかったなと思います。そうしたら焦ることもなく、精神的にも落ち着いて早期に判断することができたのではないかと思いました。」


取材を通じて


Nさんへの取材を通じて、改めて婦人科を受診することは女性の年齢を問わないのだと実感しました。

私はジネコのインターン生としての活動を通じて、若い頃のカラダの不調が妊娠に影響したり、不妊の原因になりうることを初めて知りました。
それまでは、全くと言っていいほど、女性である自分のカラダに目を向けていませんでした。
私と同様に、若い世代の方は自分へのカラダへの意識が低く、今のカラダの状況が将来、妊娠に影響を及ぼすことを知らない方は多いと思います。

「子どもを産むことは考えてないから、大丈夫」
「私には関係ないこと」

と他人ごとにせず、自分のカラダと向き合って、将来起こりうるリスクについて知ることを若い頃から知っておくことが大切です。

だからこそ、男女問わず健康に関するリテラシー教育が必須であると感じました。

教育が行き届いていれば、年齢を問わず、女性が婦人科を受診することに抵抗を感じることは無くなると思いました。

私と同じ世代だけでなく、私より若い世代や上の世代の方々にも、自分の健康に関して関心を持ってもらいたいと強く思います。


 


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