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【Q&A】受精障害について-浅田先生

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【Q&A】受精障害について-浅田先生

受精障害がある場合、染色体異常が多くなる? 浅田レディースクリニックの浅田義正先生にお答えいただきました。

2021.4.22

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相談者:タムタムさん(37歳)



受精障害について
こんにちは。体外受精にチャレンジしています。
高刺激の採卵で15個採卵でき、全て成熟卵、うち10個が受精障害ありでレスキュー顕微となりました。結果、体外受精で胚盤胞4個、レスキュー顕微で胚盤胞3個が得られました。半分以上が受精障害ということに関して得られた胚の染色体異常は受精障害なしの方に比べて多くなるのか気になっています。よろしくお願いいたします。




浅田先生からの回答




まず、「高刺激の採卵で…」とありますが、「高刺激」、「低刺激」という言葉は、刺激をしたら反応が変わる、という印象を持たれてしまうので、私は適切な言葉ではないと思っています。基本は、個々の卵巣予備能に見合った調節卵巣刺激を行うことです。
また、「受精障害」という表現も適切ではありません。15個採卵でき、その全てが成熟卵で、5個は受精したけれども残りは受精しなかった、ということだと思います。普通の媒精をすればこのようなことは当たり前に起こり、その原因は精子の機能にあると思われます。当院では、レスキューではなく「スプリット」というやり方で、条件が悪くならないうちに受精卵を作っています。

体外受精で4個、顕微で3個の胚盤胞が得られたということですので、卵の状態は良かったと思います。受精障害の医学的な定義は曖昧ですが、当院では、顕微授精を行ってもなかなか受精卵ができない状態を受精障害と呼んでいます。

受精現象が起こることと胚の染色体異常(年齢に応じて染色体異常が起こりやすくなります)は、事象としては別のものだと思っていただきたいと思います。ただ、抗核抗体、特に抗セントロメア抗体陽性の方であれば、成熟卵ができにくく多前核が多いということもあります。ですが、確率は低いものの、正倍数性の受精卵ができれば年齢と受精卵の数に応じた妊娠率が得られますので、基本的には染色体異常と受精障害は関係がないといって良いでしょう。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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