こんにちは！（元気に登場）わたくしの思い出に残った旅行、それは仲良し５人グループで10年前に行った『北海道２泊３日の旅』です。

私の仲良し５人グループというのは、20代から始めた習い事で知り合った仲間です。１人がインストラクター、あとの４人（わたくしも）が生徒。生徒と先生が超仲良しになって、一緒に飲み会をしたり誕生日会をやったり。もちろん習い事で知り合った関係なので、職場もバラバラ。

１人が旅行会社に勤務していた関係で、安い北海道旅行を企画してくれ、それに合わせて各自がコツコツお金を積み立てて準備しました。もちろん？わたくしが会計です。…銀行員の友達もいたのですが、その彼女より、はるかにりんちゃんの方が信用できる！しっかりしている！という理由で満場一致で決まりました。…銀行員の立場は一体…

そしていよいよ北海道へ！北海道へは何度か行っていますが、女友達５人で、というのは初めてです。美味しいものいっぱい食べて、大笑いして、とても楽しい２泊３日でした。なんですが、元先生のCちゃんがタクシーの中で放った一言が車内の空気を一変させました。『寒ーい。やっぱり沖縄旅行にすれば良かったー』。

…安いツアーのため、10月の終わり頃だったと記憶しております。確かに寒かった。もうあっちは寒いから、暖かい格好で行きなよ？ってみんなに言われていたのに、超ミニスカ+ジャケット、というものすごいラフな格好で現れた元インストラクターのCちゃん。彼女が最年少（当時20代前半だった）で天然なため、今までも数々の爆弾を落とされてきましたが、この時の彼女の何気ない一言がタクシーの運転手さんの地元愛！を刺激したようで…

『…だったら、沖縄行きな！』。それまでご機嫌で地元のスポットとかを教えてくれていた運転手さんがブスっと吐き捨てるように言うと、車内は重〜い沈黙に襲われました。Cちゃん以外の４人は黙り込み、当のCちゃんは『本当だよー。今から沖縄行こうよー』とさらに過激な発言を。…この時ほど、彼女の無邪気さを呪ったことはございません。

その前日は、お土産物屋さんでものすごいモノを見つけて大はしゃぎだったCちゃん。【世界１美味しいとうきびグミ】という、見るからに胡散臭さナンバーワンのお土産を見つけて「これ買おうっと！友達のお土産にしちゃおーっと♪」とご満悦。…Cちゃん以外の４人は「…美味しいと思う？」「美味しいわけないじゃん！美味しかったらあんなに残ってないでしょーよ。大体あのコピー、いかにも胡散臭いじゃん！」とささやきあい、Cちゃんにも「やめた方がいいよ」と忠告したのですが、すっかり【世界１美味しい】に魅せられたCちゃんは聞く耳持たず。…こういう時、いいかげんさに輪をかけた上に「自分が信じたモノはいいモノに違いない！」とバカ正直に信じてしまうCちゃん。

山のように【世界１美味しいとうきびグミ】をお買い上げになった後、自分でも食べてみたくなったらしく「とりあえず食べてみよーっと♪」と１つ口に入れました。…瞬間「ねえねえ。食べてみない？世界１どころじゃないよ。【宇宙１美味しい】よ♪」と目をキラキラさせて私たちに勧めてきました。

…ウソだ。ぜーったいウソだ。コイツがほめる時（失礼）は絶対まずいモノを他人に食べさせたい時だ！長年付き合ってみんな身にしみて理解しているので、丁重にお断りしました。いやー、そんな美味しいモノ、頂くなんて申し訳ないよ。Cちゃんの大切なお友達にあげなよー。そう言って、誰１人食べようとはしなかったのです。

後日、みんなで集まった時「ねえねえ、あの【世界１（Cちゃん曰く・宇宙１）美味しいとうきびグミ】どうなった？喜ばれたでしょう！」とわざとらしく（笑）切り出してみると、Cちゃん渋い顔で「それがさー。あげた人みんなに返却されちゃってさー。しばらくほっといたらカビちゃったよー。なんであんなに美味しいのにみんな【マズイ！】って言うんだろう？」とかなりご立腹のご様子。

だったらアンタが全部食え！全員が思いっきり突っ込んだのは、言うまでもありません。その後独身だったみんなもほとんど結婚して子供ができ、最初で最後の旅行となっていますが、未だにあの時の旅行の話になると【タクシーの運転手さんに『だったら沖縄に行け！』と吐き捨てられた話』と【世界１美味しい（…）とうきびグミの話】が出ます。忘れられないですねえ。

子供たちももう大きくなったので、そろそろまたお金をコツコツ貯めて（もちろんわたくしが集金係です）旅行行きたいねーって話していたところです！10万円の旅行券！５人で近場で１泊できる、ちょうどいい金額だわー♪なので、期待してまーす*＾＾*