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妊娠中期から足がむくむ…お腹の赤ちゃんに悪影響はある?

コラム 妊娠・出産

妊娠中期から足がむくむ…お腹の赤ちゃんに悪影響はある?

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2016.2.4

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妊娠中期~後期に入ると、足のむくみに頭を抱える妊婦さんが増えてきます。マッサージなどでも改善されない場合はどうすればよいのか、また、むくみが赤ちゃんへ何らの影響を与えることはあるのかどうか、看護師さんたちに尋ねてみました。


 


プレママからの相談:「妊娠中の足のむくみ、これ以上ひどくならないためには?」



妊娠25週目の妊婦です。中期に入ってから足のむくみを指摘され、リンパマッサージ等をしていますが、なかなかよくなりません。後期に入り、ますますむくみがひどくなったらと思うと不安ですが、何かよい改善策はあるのでしょうか。また、むくみが原因で赤ちゃんに及ぼす悪影響などがあれば、それについても教えてください。(20代・女性)



塩分の摂りすぎは、むくみの原因に


妊娠中は血流が増えるため、むくみが出やすくなりますが、塩分の過剰摂取もむくみの原因となります。赤ちゃんへの直接の影響はないですが、妊娠中毒症などを引き起こすリスクが高くなるため、塩分の摂りすぎには注意が必要です。



塩分の摂りすぎや、高血圧は指摘されませんでしたか?妊娠中の足のむくみは、血流が増えたことが原因ともいわれますが、塩分(塩化ナトリウム)を摂りすぎると、血中ナトリウムが増加し、それを薄めようと必要以上に体内に水分を摂りこんでしまい、手足がむくみやすくなります。(産科看護師)




妊娠中は血液量が増えるため、むくみやすく、また、塩分を多く摂ることによって水分量がさらに増えてしまうので、食事は塩分控えめにしてください。むくみ対策を講じていてもすぐに効果を感じないことも多いですが、継続は力なりです。あきらめず続けてください。(消化器科看護師)




むくみだけなら赤ちゃんに影響はないですが、むくみは妊娠高血圧になる要因ですので早めの対処が必要です。食事はできるだけ塩分控えめにし、ナトリウムを排出する作用のあるカリウムを多く含んだ果物や野菜、昆布や納豆を摂るよう心がけてください。(産科看護師)




むくみだけでしたら赤ちゃんへの影響はないですが、塩分の摂りすぎなどで高血圧や妊娠中毒症などがある場合は別です。引き続き、むくみと併せて全身状態も病院で診てもらってください。(消化器科看護師)



血行促進、そして就寝時は少し足を高く


身体を冷やさないように、現在行っているリンパマッサージはぜひ続けてください。血行促進のため軽い運動などを行い、また就寝時は足を少し高い位置にすると、むくみが起こりにくいようです。




リンパマッサージは血行促進によいのでこのまま続け、足を冷やさないようにしてください。また、就寝時は足を少し高くして休むようにし、体調がよいときは軽い体操なども行うとよいですが、むくみがひどい場合は安静が優先される場合もあるため、運動量については医師に相談してください。(産科看護師)




現在されているリンパマッサージは効果的ですし、その他の対策としては、眠るときにタオルや枕などを活用して足の位置を少し高くしてみたり、ウォーキングなどでふくらはぎの筋肉を動かすと下肢の血流がよくなります。(消化器科看護師)



むくみだけでしたら赤ちゃんへの影響は心配ないですが、妊娠高血圧などの予防のため、塩分の摂りすぎには注意してください。体調がよければ軽い運動を行い、血行促進のためのリンパマッサージもこのまま継続しましょう。



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