HOME > 質問広場 > 不妊治療 > IVF > 「病院選び」の決め手&グ...

「病院選び」の決め手&グレードについて・・・

2011.7.14 04:24    0 1

質問者: すっきり!さん(39歳)

転院を考えています。
前に通っていた病院では多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。
自然周期でもかろうじて胚盤胞が1個とれますが、グレードは悪く妊娠に至らず。採卵2日目はグレードが良いのに、5日目胚盤胞になぜかいつも悪化します。(悲)

①やはり私の卵の質が悪いのでしょうか?または、病院の培養方法等が合わず悪化したのか?(転院しないとわからない???)

②私の様に卵の質が悪い場合は、自然周期に合っていないのでしょうか?(刺激周期に変えるべきですか?)

③薬をバンバン打つと卵巣が老化するとかホルモンバランスが崩れるとか聞いて抵抗ありますが、実際どうでしょう?
一方、高齢には刺激は合わない?とも書き込みでみましたが本当ですか?

④再度自然の病院へ転院してまたグレード低い卵なら、刺激に変えるというのもありか?

その他にどんなことでもいいのでアドバイスいただけるとありがたいです。
おすすめの病院情報も教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。


応援する あとで読む

この投稿について通報する

回答一覧

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の人は自然周期クリニックには向きません。自然周期のクリニックではクロミッドを処方されるはずですが、まずクロミッドが効かないからです。

PCOSの人は体質的にたくさん卵ができやすいので、きちんと治療をすれば妊娠しやすい人(余剰原子卵胞が多い人)といわれています。年齢の割に卵巣が若いので、決して悲観することはありません。うまく薬を処方しないとOHSSになることがあるので、注意しないといけません。PCOSの人は低刺激すぎると卵巣がまったく反応せず、一方、たくさん刺激してしまうとOHSS(卵巣が腫れる)になってしまいます。よって誘発方法からみて、自然クリニックはあわないと思います。

私もPCOSで以前1年ほど自然周期クリニックへ通っていました。クロミッドやフェマーラなど飲み続け、まともに卵がとれたのは半年後のことでした。刺激の病院へ転院し「なんでうまくいかないのか?」理由をうかがったら、自然周期のクリニックの誘発方法がPCOSの人には弱すぎるとのことでした。

PCOSは生理D3のLHの値がFSHよりも高く(LH>FSH)生理周期が長い(40〜50日くらい)く排卵しずらい人です。問題はD3のLHがFSHよりも高いと良い卵はとれないといわています。本来良い卵を作る為には、卵胞に刺激を与えるエンジンの役割をするFSHが、LHの倍くらいの値がないとうまく卵胞に働きかけないそうです。刺激の場合は高LHのような人のために、FSH製剤を処方し、人工的にFSH>LHにして、卵胞への刺激をうながします。一方、自然周期のクリニックでは、FSH製剤を使うのは御法度!「決して使いません」と断言していますので(それが自然周期の流派なのです)、FSHの代わりにE2(エストロゲン)に作用するお薬クロミッドを処方します。クロミッドの他には、一時的にLHの働きを抑制し自然にFSHを高めるといわれているフェマーラを処方しますが、これは本来は乳がんの人の薬で安定した不妊治療の人の薬ではないため効果が持続する保証はありません。フェマーラもPCOSの人にとっては気休め程度にしかなりません。卵がとれる月もありますが、効果が安定したものではなく、ある月は採れるけど、ある月は採れない。。。運任せというところがあります。
以上のことからPCOSの人にとってはクロミッドやフェマーラは効果なし。自然周期(低刺激)はむかない治療なのです。


刺激周期の場合は、ロングやショート法、アンダゴニスト法などさまざまあります。PCOSの人は定評のあるクリニック(先生がPCOSになれている)を選んでください。刺激するため卵巣が一時的にはれることを覚悟でやる必要がありますが、やたらと強く刺激するとOHSS(卵巣が腫れ水がたまる)になってしまうので、いくつかクリニックや病院で話をきき、みきわめたほうがいいです。

自然周期のクリニックは、OHSSになることを恐れて、PCOSの人を極度にいやがります。なぜなら、OHSSになると治療には入院するベットが必要なこと、麻酔の専門医が必要だからです。自然周期にはそのような専門家はいないはずです。どちらかというと自然周期のクリニックは、お手軽に、無麻酔で採卵し、移植し、そうは手術も局所麻酔ですむような患者を対象にしたクリニックなのです。大量の患者を短時間でさばく、ベット回転数を早くするというビジネスモデルといっていいでしょう。

刺激しすぎると卵巣が老化するといわれています。これは自然周期のクリニックの言い分で、特に人工授精などの不確実な治療でFSH製剤やHcg製剤をむやみに使いすぎることに対して警告しているものです。もちろん、卵巣刺激をするということは、アンダゴニスト法の場合は、1年分の卵(10個採卵目標)を短期間にとろうというわけなので、それなりに卵巣に負担はかかります。ただ何度も刺激をするわけではなく、一回する程度だったら問題はありません。むしろ年齢的にいっても刻一刻と卵巣は老化していきます。できるだけ早めに卵をとって移植にのぞんだほうがいいですよ(移植のほうが採卵よりも難しいです)。私は38歳の時と39歳の誕生日に採卵しましたが、38歳で採卵した卵のほうが質が高く妊娠することができましたが1歳としをとった39歳の卵は、グレードは高くすべて着床するもすべて流産(完全流産や化学流産)となりました。早めに卵はとっておいたほうがいいと思います。

2011.7.14 12:47 40

わんこ(39歳)

2042

この投稿について通報する

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

相談
する

Page
top