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男性不妊への東洋医学的アプローチとは

コラム 不妊治療

男性不妊への東洋医学的アプローチとは

2017

2017.4.3

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男性不妊への東洋医学的アプローチとは



晩婚化が進む今、不妊症は増加の一途をたどっています。ところが、不妊の原因の半分は男性側にあるという確かなデータがあっても、それを知っている人は少ないのが現状です。それどころか「不妊治療は女性が受けるもの」と、男性が積極的に不妊検査を行うことも少ないのです。ほとんどの場合、女性が不妊検査を行った後、男性の検査も必要ですと言われて、渋々応じている状態です。

しかし、男性不妊は検査しなければ一歩も先に進みません。ただ、どうしても病院で検査することに抵抗感を持つ方は、自宅で行える市販の検査キットを使って精子の数を調べたり、検査キットを取り寄せて検査機関に郵送したりする方法もあります。また、精子の数や運動量は食べるものや日常のストレス、採取のプレッシャーなどが影響して数値が上下しますので検査は何度か行うことをおすすめします。

東洋医学での男性不妊治療は、原因によって改善可能な場合と不可能な場合があります。精液のなかに精子が見当たらない「無精子症」は、鍼灸治療で改善されることはありません。しかし、精子の数が少ない「乏精子症」は鍼灸治療が可能です。

東洋医学では「腎虚」が不妊の原因と考えます。これは生殖器を司る「腎」の働きが弱い状態を指します。そこで腎の働きを改善する漢方の補腎薬で足りないものを補いつつ、「腎兪」のツボに鍼灸を行って腎の働きを改善します。また、手足のツボなどを刺激することでストレスから乱れがちな自律神経を整えたり、全身の血流をよくする鍼灸も行います。

このように鍼灸で自律神経調整を行いますが、その効果を実感していただくために、当院では治療前後に自律神経のバランスをチェックしています。東洋医学の観点からは「良導絡自律神経測定法」(手足合計24箇所のツボに微弱電流を流して自律神経のバランスを視覚化する方法)を用い、西洋医学の観点からは企業のストレスチェックや精神科でも使用されている加速度脈波計を用いてチェックします。これらの検査によって、体感だけではなく視覚的にも効果を実感できます。男性は理論的な方が多いので、このような結果を見ていただくことで治療効果にご納得いただき、次の治療へのモチベーションを高めることができます。

治療は週1回、最低でも3か月は続けてください。初回の問診や治療だけではわからないことがたくさんあります。何度か通っていただくことで、患者さんの生活習慣や生活環境などがわかってきて、適切なアドバイスも行えます。また、新たな精子ができて成長し受精できるようになるまでには約70~80日間かかるため、効果が出始めるのは3か月以降になります。

最後に、不妊治療で最も大切なことは、夫婦仲が良く、普段からスキンシップをとれるような関係であることです。夫婦生活もそうですが、不妊治療は夫婦の仲がよいからこそ妊娠・出産につながっていきます。二人目不妊でいらっしゃる患者さんでよくあるのは、妻の意識が夫よりも子供の方にいってしまっているケースです。育児が大変な中、二人目以降を望む場合は、夫婦が互いに思いやり、どちらかに負担がかかりすぎないように工夫していくことも必要になってきます。このように、不妊は医学的な問題だけでは片づけられないことが影響する場合が多々あります。そのため当院では、それぞれの生活状況や患者様一人ひとりの思いをじっくりとお聴きするためのカウンセリングにも力を入れています。







α六甲道整骨院鍼灸院 森寺 邦隆 先生

はり師 きゅう師 柔道整復師 医薬品登録販売者 機能訓練指導員 介護支援専門員(ケアマネージャー) アクレチックトレーナー スポーツコンディショニングスペシャリスト 子宝カウンセラー指導士 加圧トレーニングKSアドバイザー 巻き爪補正士




 




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