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不妊治療をしながら冷えも治す漢方は ありますか?どこの漢方薬局に行けばいいの?

コラム 不妊治療

不妊治療をしながら冷えも治す漢方は ありますか?どこの漢方薬局に行けばいいの?

不妊治療をしながら冷えも治す漢方は ありますか?どこの漢方薬局に行けばいいの?

2015.1.19

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相談者

みっこ さん(32歳)


ここ何年か前から、少し暑いと上半身が汗だくになります。背中を汗が流れるのがわかるくらいで、なかなか引きません。手は冬でも熱いのにお腹より下のお尻、太ももはとても冷たいのです。冬は足がつりそうなほど冷たくてなかなか寝付けません。子宮内腺症と診断されたので、治療をしますが冷えも直していきたいです。私に合う漢方はありますか。どこの漢方薬局に行けばいいのか相談できる友だちなどもいません。
○月経前はイライラしやすく、怒りっぽい。落ち込みやすい。
○レバー状の塊や、粘膜のような塊が混じっている
○のどが渇き易い
○のぼせやほてりがある




「気」の流れ、および「お血」を改善する漢方薬の服用を先ずおすすめします


お話しの内容から察するに、みっこさんは元気がない状態が続いているのではないでしょうか。


汗をとめておく力は体を温める力である「気」そのめぐりが悪いから上半身だけ汗をかく


汗が流れでるとのことですが、これは汗をとめておくことができないためにおこっているのでしょう。とめておく力は体を温める力である「気(元気)」なのです。

また、上半身が熱く下半身が冷えている状態も加味して考えますと、「気」のめぐりも良くないのでしょう。そのため体全体を温めるはずの「気」が、上にだけにしか昇らない状態になっているのでしょう(温かい空気が上へ上へと昇るのと同様です)。

汗を大量にかいたことで体の中の陰分(津液)を失い、それが上半身の熱さに拍車をかけてしまっているのです。のどが渇くのもこのことが原因と考えます。


中医学・経方学などを熟知していて話をじっくり聞いてくれる漢方薬局を


以上の状態を中医学用語では「陰陽両虚」と言います。

ただし、みっこさんはベースが「陰陽両虚」の状態で、そこから踏み込んだ状態もあるのではないかと考えられます。それは、子宮内膜症、経血の塊、イライラと怒りやすいなどから推察できるのです。これらの状態は長期の体調不良がストレスとなり、「気」の流れをさらに悪化させ、それに伴って血の流れも停滞することからおこる「お血」も存在していると考えます。

つまり、何らかの原因でみっこさんの体が疲れてしまい、それが体の陰分の消耗へとつながり、長期の体調不良がおこり、その状態がストレスとなっている。ストレスで「気」の流れが悪くなり、イライラや怒りやすさをまねいたことで血のめぐりも悪くなり、「お血」を形成しさらなる体調不良につながっているのだと考えます。

妊娠をご希望とのことですので、先ずは「気」の流れの改善および、「お血」の改善を強くおすすめいたします。そのあとで体調不良のベースである、「陰陽両虚」の改善をするのがいいでしょう。

また漢方相談はみっこさんの話をじっくり聞いてくれる中医学・経方学などを熟知している漢方薬局で行いましょう。ホームページを閲覧したり、直接電話してみて雰囲気を確かめるのも一案です。お体に無理することなくお過ごしくださいませ。




岩本 治美先生


東京薬科大学卒。神奈川中医学研究会で漢方の研鑽を積み、30 年以上漢方相談に従事。とくに女性特有の悩みが得意で、多くの女性の悩みを改善してきた。最近は不妊に悩まれている女性の相談に多くの時間を割いている。日本不妊カウンセリング学会会員。




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