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過去の拒食症

専門医Q&A 女性の健康

過去の拒食症

「何度かお医者様に相談をしておりますが、生理が自然に再開して、ピルで周期が安定しているのなら心配はいらない、30歳までに妊娠を考えれば問題ないをアドバイスをいただいております。」

2018.3.24

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レモンさん(24歳)


ご相談させていただくのは初めてなのですが、過去に拒食症があった人の妊娠の可能性について教えていただきたいです。
14歳の時に拒食症になり、元々52〜3kgあった体重が半年強で42kgほどになり、無月経となりました。体重自体は1年ほどでほぼ元に戻ったのですが、その後生理がなかなか戻ってきませんでした。3年半ほどして生理が自然と戻って来ました。その後特に生理不順なども感じておりません。
現在は避妊目的で低用量ピルを使用しているので、周期は一定です。
ご相談したいことは、今現在は妊娠を考えておりませんが、将来20代後半になれば妊娠をしたいと考えています。そうなった時に、過去の拒食症や無月経は影響してくるのでしょうか。また、影響があれば、不妊治療等を通常より余裕を持って早めに開始するべきなのでしょうか。また、過去4年ほどピルを服用しておりますので、現在の自分の自然の生理周期を確認するためにも、一度ピルの服用を中止する等、何か今からできることはありますでしょうか。
何度かお医者様に相談をしておりますが、生理が自然に再開して、ピルで周期が安定しているのなら心配はいらない、30歳までに妊娠を考えれば問題ないをアドバイスをいただいております。
ですが、かなり若い年齢で拒食症になったため、どうしても不安がつきません。




お話を伺った先生のご紹介

石原尚徳 先生 (久保みずきレディースクリニック(菅原記念診療所))


「あかちゃんがほしい」
「元気なあかちゃんを授かりたい」
という強い願い、永遠の願いがあります。
でもなかなか授からないご夫妻にとって不妊は深刻な問題です。
ご安心下さい。産婦人科の不妊症の治療は日々進歩しています。特に体外受精を含めた生殖補助技術の進歩は眼を見張るものがあり、不妊でお悩みの多くの方につぎつぎと朗報がもたらされています。「不妊治療」をマラソンにたとえるならば、「出産」は山登りのようなものです。 どちらもお一人では大変です。ご主人やたくさんの仲間、そして専門のスタッフと一緒に頑張って行きませんか?われわれスタッフ一同も皆様のあかちゃんからたくさんの元気球をいただいています。また、ご家族と一緒に、より貴女らしいお産にお応えするため、ひなた助産院を開設しています。
どうか皆さんも 『かわいい赤ちゃんと出会うことができるように』という強い願いを持って『妊娠』そして『出産』という夢に向かって頑張っていきませんか?
学歴
高知医科大学卒業/神戸大学医学部大学院卒業
職歴
平成11年~平成14年 兵庫県立成人病センター
平成14年~平成20年 兵庫県立こども病院


≫ 久保みずきレディースクリニック(菅原記念診療所)




拒食症は摂食障害のひとつで、心理的に「痩せたい」という思いが強く、自分の容姿が変わることに強い抵抗があるといわれます。基本的には、食事を抜いたり、低カロリーのものしか食べず体重が極端に少ないために、無月経・無排卵になって妊娠しないことが多いのですが、まれに排卵があり妊娠する人がいます。このような拒食症が進行中の人の妊娠は非常に危険で、お腹の赤ちゃんに必要な栄養が十分に行き届かず、発育不全や早産のリスクが高くなります。
 治療は一般病院ではむずかしく、精神科や内科を含めた総合的な管理が必要になります。ご本人に摂食障害の自覚がないことも多く、妊娠後の体重が増えない場合、‘隠れ摂食障害’が疑われることもあります。
 妊娠すれば体重が増えて容姿が変わることは普通で、それは赤ちゃんを育てるために必要なことです。症状が軽い場合は、ドクターや看護師、栄養士が相談や指導を行います。容姿が変わることを怖がらず、変化していく自分を受け入れられるように意識を変えてもらい、出産まで導いていきます。
 レモンさんはすでに治っていますので、過去の拒食症が影響していることはほぼないと思います。ただ、過去に拒食症歴がある人は、妊娠中の体重管理などで、「体重が増えた」などのある言葉をきっかけに、一気に拒食症になる可能性もあるので注意は必要です。当院では、体重管理についてはあまり厳しく言わず、「赤ちゃんが3000gになる状態をめざしましょう」とお伝えしています。
 ちなみに日本は、先進国のなかでも2500g未満の低体重出生児の割合が高くなっています。それだけ日本の女性の中には‘痩せていることが当たり前’という誤ったボディイメージを持つ人が増えているのかもしれません。





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