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鍼灸について

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鍼灸について

2011.9.28

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みどままさん(43歳)

不妊治療を始めて約1年
途中授かることもできたのですが、流産してしまい、数ヶ月前から治療を再開しました

治療を再開後、体外受精で卵が胚盤胞になっても質が悪かったり、サイズが小さいなどの理由で凍結できません

「あと一歩」を求め、本日鍼灸デビューしました

が・・・
治療を終わってパートに行き、帰り道から肩から首にかけてこっている感じでだるい感じが。。。
頭の感じもなんとなく軽く痛くなってきた・・・

これは鍼灸をしたから?
普段から肩こりがひどくて、一時的によくなったのでそのギャップでそう感じるのかな?

初めて鍼灸を受け不安になってます


お話を伺った先生のご紹介

湯浅 佳子 先生 (パクス・テルレーナ治療室)


■経歴

フェリス女学院大学文学部国際文化学科(現:国際交流学部)卒業後、医療系団体にて広報誌の編集・制作を担当。
その後、鍼灸専門学校へ入学、鍼灸師となる。東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科卒業。
在宅医療研修、アロママッサージサロンなどで臨床経験を積み、 パクス・テルレーナ治療室を開院。

鍼灸専門、女性・小児専門の治療院として子どもから大人まで様々な症例の臨床に横浜にて数多く取り組む。

パクス・テルレーナ治療室 横浜本院副院長
パクス・テルレーナ治療室 岡山井原分院院長
付属施設アロマ&美容鍼灸ルーム監修・代表
1971年生まれ 一児の母

民間資格

JAA認定アロマコーディネーター JAA認定アロマインストラクター
所属団体 女性鍼灸師フォーラム 日本鍼灸師会
東京スキンタッチ会 日本不妊カウンセリング学会
日本アロマコーディネーター協会など



≫ パクス・テルレーナ治療室

はじめまして、みどままさん。

女性と子どものための鍼灸専門治療室、パクス・テルレーナ治療室・副院長の湯浅です。

鍼灸治療後に首肩凝り、頭痛が出たということでとても不安になられていることと思います。初めての鍼灸治療ですから、色々な身体の変化に不安になるのは当然です。

首肩凝りと頭痛ですが、鍼灸治療との因果関係は、みどままさんのお身体の状態やどのような治療を行ったか、そして治療後の過ごし方などが詳しくわからないので簡単にはお答えできませんが、何個か私か考える仮説をお話ししたいと思います。色々な先生たちの見解があると思うので、一つの考えとして読んでいただければ幸いです。

まず一つ私が考えるのは「風邪」ではないでしょうか。汗をかいたり、急激に温度が下がったりした場合、風邪による首肩凝りや頭痛が起こる場合があります。「風邪」と言うと、咳・鼻水・発熱などの症状が思い浮かぶと思いますが、東洋医学的には首肩凝りや頭痛も風邪による症状と考える場合があります。

これはもちろん一つの仮説でしかありませんが、パートで汗をかいたり、疲れたりして、職場や帰り道が肌寒かったりしたら、風邪を引いて症状が発症したとも考えられます。

また、パートで緊張して一時的にのぼせて症状が出たということも考えられます。例えば、緊張したり慣れない仕事やとても忙しかった場合、ストレスを感じて身体が緊張してのぼせて、上半身の肩、首、頭などの症状が出たとも考えられます。

その他は、鍼灸の治療方法が間違っていた場合です。みどままさんに対する診断や治療方針が違っていた場合にもそのような不快な症状が出ないとも限りません。

ただ、私はみどままさんのお身体を診て体質を知っている訳でないので、以上に述べたのは仮説でしかありません。ですから、治療を担当した先生に状況やみどままさんの不安な気持ちをお話ししてみてはいかがでしょうか。

先生の見解を聞くことでその原因も分かるかと思いますし、先生の鍼灸治療に対する姿勢やみどままさんに対する姿勢を知ることもでき、みどままさんも安心して鍼灸治療を続けていけるのではないかと思います。

鍼灸治療はお子様を望まれる方にとって、とても有効な治療法だと思います。また、その後の妊娠、出産、産後の不調にもとても良いものです。

みどままさんが鍼灸を楽しく取り入れながら、心も身体も「元気」になってかわいい赤ちゃんに出逢えることを祈っています。(鍼灸治療(小児はり)は赤ちゃんの様々な不調にも有効です)


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