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2011.12.2

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しょうこさん(27歳)

最近、鍼灸医院に通うか悩んでいます。
不妊治療にはいいとよく聞きますよね。
ただ不妊治療の鍼灸は保険外なのでそれなりにお金もかかります。
月2万強・・・
大して通わなければ、それなりに負担もないんでしょうが、鍼灸師さんによると週1回、あとは採卵前と移植後にプラスきてもらうといいと聞きました。
正直不妊治療費だけでも頭が痛くなりますし、鍼灸に通ったからといって必ずしも妊娠するとは限らない。
でも可能性があるならやったほうがいいかな??と悩んでいます。

何かアドバイスをお願い致します。


お話を伺った先生のご紹介

神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館)


当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。

当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。



≫ 鍼灸治療室 翠明館

はじめまして、しょうこさん。

翠明館治療室の神薗といいます。

鍼灸治療を始めようかどうか迷っているようですが、
しょうこさんがおっしゃるように、鍼灸治療は、肩こりや
腰痛などの運動器疾患や神経痛などの痛みの疾患以外は
保険が使えません。

なので、どうしても費用的に・・・と二の足を踏んでしまうのは
致し方ないところかもしれません。

通院回数は、その鍼灸師の治療方針によって様々です。
週1回とか、移植前後に集中的にとか、その鍼灸師の
臨床経験に基づいて、治療回数を決めているのが現状です。

一つの考え方として、たとえば採卵だけを行う周期の場合
採卵前がとても重要なので、採卵前の低温期を重点的に
治療をするとか、あるいは移植だけを行う場合は
移植の前後を重点的に治療をしてもらうということで
効率的に鍼灸治療を利用することも可能です。

私の場合は、基本的な治療周期は、1周期につき3回程度ですが
患者さんの要望に応じて、低温期重視、高温期重視など、
なるべく患者さん本人が通院しやすくかつ効果的な治療の
タイミングを提案することもあります。

良い卵が採れる場合は、移植の前後のみという場合でも
十分に鍼灸の効果は得られますし、たとえば着床はするけれども
流産しやすい方の場合は、着床以降、9週程度まで週1回くらい
の頻度で治療をする場合もあります。

基本的には、鍼灸師の指示通りに通院された方がベターですが、
指示通りに通院できなくても、先ほど言ったような、
自分が弱い部分を集中的に治療することでも、
十分に効果を得ることは可能ですので、しょうこさんの
希望をしっかり鍼灸師に伝え、より効果的な治療スケジュールを
提案してもらうようにしましょう。

もし、相談に乗ってくれなかったり、
通院しやすいスケジュールを提案してくれないなど場合は
鍼灸師との信頼関係を築くことができませんので
他の鍼灸師を探された方が良いかもしれません。

鍼灸治療は、妊孕力を付けるのにはとても効果的な治療方法ですので
是非ともしょうこさんが信頼できる鍼灸師に巡り合えることを
お祈りしています。


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