不妊の原因になる?子宮内膜ポリープができる原因と治療法
インタビュー 妊活
不妊の原因になる?子宮内膜ポリープができる原因と治療法
子宮内にポコッとできたやわらかい突起物。その正体が、子宮内膜ポリープです。ほとんどが良性といわれていますが、できる原因や症状、妊娠の妨げになるかについてあらかわレディースクリニックの楠木総司先生に解説いただきました。
ポリープの原因の1つはエストロゲンの分泌過多
子宮内膜ポリープは40~50代に多い病気ですが、20~30代でもみられるトラブルです。
ポリープができる原因はさまざまありますが、その1つが女性ホルモンのエストロゲンの分泌過多によるものと考えられています。
エストロゲンには、受精卵を迎え入れるために子宮内膜を厚くする働きがありますが、なんらかの理由で一部だけが異常に厚くなってしまい、ポリープになるのではないかと考えられています。
ポリープの大きさはさまざまですが1cm以下のものから、なかには10cmぐらい大きくなるものもあります。
小さいと自覚症状が無いケースが多い
子宮内膜ポリープは小さいものだとほとんど自覚症状がありません。
ケースによっては、不正出血や月経がダラダラと続く過長月経、貧血などがみられ、それをきっかけに受診をして発見されることがあります。