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服薬で不妊治療中で月経痛や前後の眠気だるさがひどいけど自然に卵胞が育ち排卵するには?

コラム 妊活

服薬で不妊治療中で月経痛や前後の眠気だるさがひどいけど自然に卵胞が育ち排卵するには?

服薬で不妊治療中で月経痛や前後の眠気だるさがひどいけど自然に卵胞が育ち排卵するには?

2015.4.3

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相談者

花巻はなまる さん(35歳)


【不妊の原因:高齢・多嚢胞性卵巣症候群・月経不順・無月経】
○朝、起きることができない
○冷え性である
○月経が乱れやすい
○月経前になると乳房や下腹部が張る
○気分によって食欲にムラがある
○抜け毛や白髪が多くなってきた
○爪がもろく割れやすい
○めまいや立ちくらみがよくある
○目がかすんだり疲れる
○顔や唇の色が黒ずんでいる
○顔にシミやクマが出やすい
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○レバーのような経血の塊が出る
○のぼせやほてりがある、寝不足の日が多い
○とくにおなかや下半身が冷える
○体が重く、いつもだるい
○むくみやすい
○いつも眠い




鍼灸治療で体の力を高め体質改善すれば自然に卵胞が育ち排卵できるようになる


現在さまざまな不定愁訴を抱えていますが、体質改善をされることにより、それらが解消し、妊娠しやすい体になることができます。

肩こりや頭痛、冷え性、レバーのような経血の塊、顔や唇の色の黒ずみ、多嚢胞性卵巣症候群などの点から、「腎陰虚」による「瘀血症体質」だと考えられます。


「腎気」そのものが充実していることが大切であり「腎陽」と「腎陰」のバランスを整えることが必要


東洋医学では女性の卵巣機能を調節しているのは、「腎」だと考えます。「腎」の精気である「腎気」は、「腎陽」と「腎陰」の二つに分けられます。体を温めたり、機能させたりするエネルギーの大元である「腎陽」と、体を潤わせ、栄養を吸収する「腎陰」です。

「腎気」そのものの充実が大切ですが、二つのバランスを整えることが必要です。「腎陰」と比較して陽が不足している状態を「腎陽虚」といい、「腎陽」と比較して陰が不足している状態を「腎陰虚」といいます。「腎陰虚」は潤いや栄養が不足し、のぼせやすい、目が疲れやすい、目がかすむなどの症状が現れやすくなります。「瘀血症体質」は血流が悪くなり、冷えが強まった状態です。

体質改善をして、自然に卵胞が育ち排卵できるようにするには、体の力を高めることが肝要です。


白砂糖や炭水化物を摂り過ぎない、体を冷やす飲食物を摂らないなど食養生に気をつける


鍼灸治療では「腎」の「気」を補い、体内ホルモンのバランスを調節し、卵巣の働きを整えます。これは血液が、子宮や卵巣に充分に栄養や酸素を行き渡らせ、赤ちゃんがおなかのなかに入ったときに温かくて気持ちが良くなる状態をつくります。

具体的には、良い卵子を育て、子宮の内膜を厚くし、受精卵が着床しやすく、しっかりと育てていく環境を整えます。また、多嚢胞性卵巣症候群もこの治療でホルモンバランスが整って改善していき、さらに薬の効果があがりやすくなるので治療が前進します。

生活および食養生としては、以下のことに気をつけてください。体を冷やさない服装にする。お風呂ではしっかりと湯船につかり温まる。規則正しい生活のリズムを守る。睡眠時間を十分に確保する。疲労やストレスをためない。白砂糖を極力摂らない。炭水化物を摂り過ぎない。冷たいものや生ものなど体を冷やす飲食物を摂らない。食べ過ぎに注意し体重を管理する、などです。体質改善が進み、元気な赤ちゃんが授かりますように。




中村 陽先生


二松學舍大学卒。東海医療学園専門学校卒。日本不妊カウンセリング学会会員。日本受精着床学会会員。2000年CAREROOMS 開業。東洋医学に加え、酸素カプセル・ゲルマニウム温浴・韓国式よもぎ座浴・光線療法・自律神経測定など、多角的に妊娠しやすい体作りを行なっています。




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