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不育症について。

専門医Q&A 女性の健康

不育症について。

「現在通っている病院では不育症の治療ができないため、専門の病院で調べてもらった方がいいかどうか迷っています。」

2012.4.6

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ななおさん(35歳)


初めての妊娠で、2月に妊娠21週で流産しました。
胎盤などの検査では特に感染などもなく、
流産の原因はわかりませんでした。
先日病院に行ったときに、
妊娠中期での流産はほとんどなく、赤ちゃんや胎盤に原因がないことから、
私のほうに原因があると考えられると言われました。
現在通っている病院では不育症の治療ができないため
専門の病院で調べてもらった方がいいかどうか迷っています。
不育症の治療には保険がきかないので
高額になるときいていますが、高額の治療を受けられるほどの余裕がありません。
来週から仕事にも復帰するので通院するとしても時間的に厳しくなります。
一度の流産でも中期での流産の場合、
不育症と思ったほうがいいのでしょうか?
また専門の病院でも原因がわからないこともあるのでしょうか。




お話を伺った先生のご紹介

堀川隆 先生 (高崎ARTクリニック)


琉球大学医学部を卒業後、国立国際医療センター、国立成育医療センター不妊診療科勤務を経て、平成21年9月より高崎ARTクリニックにて勤務。平成21年12月より院長。
国際医療センター勤務時より内視鏡手術・生殖補助医療に従事、成育医療センターでは難治性不妊診療・加齢と不妊についての研究に取り組む。
日本産科婦人科学会認定医。日本哺乳動物卵子学会生殖補助医療培養士。


≫ 高崎ARTクリニック




21週での流産で胎児・胎盤に異常が無かったのであれば、ななおさん自身に原因がある可能性はあります。頸管無力症、子宮奇形、抗リン脂質抗体症候群、内分泌・代謝疾患などが考えられます。検査では流産原因がわからないこともありますが、治療により予防できる流産もあります。今回の流産は大変残念でしたが、つぎ同じような流産にならないためにも詳しい検査を御勧めします。保険がきく検査もいろいろありますので相談してみてください。





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