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子宮内膜について

専門医Q&A 女性の健康

子宮内膜について

「クロミッドを飲み始めてから生理の量も減ったので先生に副作用なのか聞きましたが、それはないと言われました。何が原因なのでしょうか?子宮内膜を厚くする方法はありますか?」

2015.4.26

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アシタカさん(28歳)


現在タイミング治療をしています。クロミッド2錠とカバサールを服用、排卵日付近でhcg注射をうっています。卵胞は何個か育ち、排卵も確認できています。しかし子宮内膜が厚くなりません。排卵後で5〜6mmと言われました。クロミッドを飲み始めてから生理の量も減ったので先生に副作用なのか聞きましたが、それはないと言われました。
何が原因なのでしょうか?
子宮内膜を厚くする方法はありますか?




お話を伺った先生のご紹介

宇津宮隆史 先生 (セント・ルカ産婦人科)


【経歴】
1949年 大分県豊後大野市大野町生まれ
1973年 熊本大学医学部卒業
1973年 九州大学温泉治療学研究所産婦人科入局
1981年 医学博士(九州大学)「排卵障害婦人に関する臨床内分泌学的研究」
1988年 九州大学生体防御医学研究所講師
1989年 大分県立病院がんセンター産婦人科部長
1992年 セント・ルカ産婦人科開設
1998年 セント・ルカ生殖医療研究所開設
2010年 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業
「生殖補助医療により生まれた児の長期予後の検証と
生殖補助医療技術の標準化に関する研究」共同研究開始
2013年 第31回日本受精着床学会総会・学術講演会会長
【現在】
・ 日本受精着床学会常務理事
・ 日本生殖心理学会常務理事
・ 日本生殖再生医学会理事
・ NPO法人日本不妊予防協会理事
・ JISART(日本生殖補助医療標準化機関)監事
・ 大分市医師会監事
・ 遺伝性疾患に関する出生前診断研究会幹事
・ 日本産科婦人科学会倫理委員会内PGSに関する小委員会委員
・ Infertility Study Group世話人
・ 社会福祉法人 別府平和園理事長
【資格】
・ 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
・ 日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
・ 日本生殖医学会生殖医療専門医
・ 日本内視鏡外科学会技術認定医
【趣味】
登山
写真
スキューバダイビング
茶道裏千家
ルアーフィッシング


≫ セント・ルカ産婦人科




排卵誘発剤のクロミッドには抗エストロゲン作用があり、脳下垂体から分泌されるLH・FSHの分泌を盛んにします。卵胞刺激ホルモンであるFSHがたくさん分泌されることで卵胞は大きくなりますが、抗エストロゲン作用が子宮内膜や子宮頸管に働くため、子宮内膜は薄くなり、頸管粘液が少なくなるという困った副作用があります。クロミッドを使う際は、そのようなことを確かめながら使うべきですし、1~2回までは問題がなくても3回4回と続けることでだんだんと副作用のサインが強くなることが考えられます。
ですから、クロミッドではなく、hMG注射に代えることがベストでしょう。hMGは自己注射が可能で、通院せずに使用できます。また、クロミッドと異なりFSHそのものですので、前述のような副作用はありません。むしろ子宮内膜は厚くなり、頸管粘液も増えます。アシタカさんの現在の状態なら、hMGに代えることをお勧めします。
月経血の量は、子宮内膜が薄くなっているため減るのは当然です。そして、その原因はクロミッドによるものですから間接的には副作用と言えます。ピル治療の前は生理不順だったようですが、毎月来ない、生理痛が重い原因は子宮内膜症などがあるのかもしれません。原因をきちんと調べてもらったほうが良いかもしれませんね。月経を整えて不妊治療を進めているのは正解ですが、妊娠を考えるとこれ以降はクロミッドではなくhMGに代えてもらってはいかがでしょうか。
28歳で治療歴も浅いようですから、様子を見ながら、薬を代えながら、アシタカさんに適した治療方法をチョイスできれば問題はないでしょう。





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