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排卵しない

専門医Q&A 女性の病気

排卵しない

2017.12.21

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ゆめちむさん(26歳)

今年の2月から不妊治療をしています。
クロミッドも3錠まで飲みましたし、温経湯や芍薬甘草湯などとの併用もしました。メトホルミン(糖尿病薬)も飲みました。
フォルリモン注射75を隔日2週間、その後毎日2週間打ちました。
ですが、以上の事をしてもたまご一つ反応しませんでした。
先日ラパロ手術を受けました。これでも卵が育たなければどうなるんでしょう。不安です。
フェマーラがPCOSにも効くということを聞いたこともあるのですが、どうなのでしょう。


お話を伺った先生のご紹介

福田勝 先生 (福田ウイメンズクリニック)


●医師福田勝の信念は、不妊症に悩むご夫婦に元気な赤ちゃんが授かるように、現段階で最大限の医学的な成果を患者さんに提供することです。

●研究の成果は多数の研究論文の形で発表しています。

●最新の医療機器を設置し、最先端の治療法について日々研鑽を続けています。

●プライベートクリニックの目的は、患者さんの負担を最少限にすることです。
身体的、精神的な負担はもちろん、時間と経済的な負担を軽減する努力を惜しみません。


■院長プロフィール 

昭和51年 順天堂大学医学部卒業
順天堂大学医学部大学院卒業
米国カリフォルニア大学産婦人科学教室留学
順天堂大学医学部産婦人科学教室講師

日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会(旧日本不妊学会)生殖医療指導医
順天堂大学医学部産婦人科非常勤講師
東邦大学医学部産婦人科非常勤講師



≫ 福田ウイメンズクリニック

PCOSとは多囊胞性卵巣症候群のことで、診断方法は日本産科婦人科学会で定められており、排卵障害があり、血中の男性ホルモンとLHが高値かつFSHの基礎値が正常、そして多囊胞性卵巣である、という3つの条件を満たすこととされています。
PCOSでもクロミッド®を使えばだいたい80%くらいの人は排卵します。クロミッド®で排卵しない場合、通常であればHMGという注射を使ったりするのですが、PCOの場合は卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という問題が出てくるので、容易には使えません。
ゆめちむさんはフォルリモン®注射を1カ月打ったとのことですが、それでも反応しなかったとのことですね。ただ、ラパロ手術を受けたとのことなので、これから自然排卵する可能性はあります。ここでのラパロ手術というのは腹腔鏡で卵巣の表面に小さな穴をたくさんあけて、自然排卵を促す手術です。もし自然排卵しない場合は、クロミッド®を使っていきます。ただし、ラパロ手術の効果は半年から1年です。

フェマーラ®は乳がんの治療薬ですが、クロミッド®と同じように使うことができます。クロミッド®で効果が出なかった人がフェマーラ®で排卵することもあるので、試してみる価値はあるでしょう。ただし、保険適用外になります。
クロミッド®と違う点は、薬の半減期がクロミッド®は5日~3週間なのに対して、フェマーラ®は48時間と短いです。影響が残らないということでフェマーラ®を好んで使う人もいます。また、クロミッド®を使うと頸管粘液が少なくなり、子宮内膜も薄くなりますが、フェマーラ®にはそういったデメリットもありません。ですので、一般不妊治療を行っている場合、フェマーラ®のほうが使いやすいという考えもあります。

ゆめちむさんはラパロ手術を受けて間もないようですから、次のお薬を考える前に、しばらく様子を見られたらいいのではないでしょうか。


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