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【Q&A】採卵について-北村先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】採卵について-北村先生

卵子を採れるようにするにはどうしたらいい? 明大前アートクリニックの北村誠司先生にお答えいただきました。

2020.11.20

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相談者:ゆうさん(40歳)



採卵について
採卵前、E2値580あり。左右に1個づつ採卵出来るとの事で採卵しましたが卵子が0個と言われ採れませんでした。一週間後P4値19.1との事で原因が分からず、まれに卵子がない人がいる、排卵したかは分からない、と言われたのですが、それは空胞なのでしょうか?
11月に採卵を予定していますが、卵子が採れるにはどのようにしたら良かったのかお聞きしたいです。



北村先生からの回答




空胞の可能性もありますが、卵子が未熟で卵胞壁にくっついて回収しにくいことが採卵0の原因として考えられます。成熟した良い卵子は、多くの顆粒膜細胞と共に卵胞内を浮遊していることが多く見られます。

卵子を回収する可能性を上げる方法としては、卵子を成熟させるtriggerを変える事(HCGならばGnRHaへ、GnRHaならばHCGへ、あるいは両方用いることも考えられます。)、GnRHaを使用する場合は翌日にLH サージがかかっていることを確認するのも重要です。
時々、LH サージが不明のことがあり、HCG 5,000~10,000単位を打てば、その翌日でも成熟卵は採れます。


 



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お話を伺った先生のご紹介

北村 誠司先生


荻窪・虹クリニック院長を経て、2018年2月に「明大前アートクリニック」を開院。
1989年より、IVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消・改善を図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れている。また、クリニックでは男性不妊も含めた高度生殖医療にも対応。新しいクリニックは白を基調としたスタイリッシュな雰囲気。最近、スポーツバイクを購入し、通勤されているという快活な先生です。


≫ 明大前アートクリニック

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